今回は「フォークオイルの粘度比較」についてです。
- 各メーカーのフォークオイルの粘度を比較したい方
- フォークオイルに興味がある方
フォークオイルは各メーカー様々なラインナップがあるが、メーカーごとで若干粘度が違うなど悩みの種を量産している現状があります。
そこで今回は以下についてご紹介いたします。
- フォークオイルの粘度の表記について
- 各メーカーのオイルの粘度表
それでは詳しく解説します!
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フォークオイルの粘度の表記
実はフォークオイルの粘度の表記は2パターンあります。
- SAE表記(W)
→アメリカ自動車技術協会が定める規格でオイルの粘度をある程度判別することが出来ます。 - グレード表記(G)
→各メーカーが定める独自規格です。
どちらも基本的には「G-10 (柔らかい) → G-20 (普通) → G-30 (硬い)」と数値が増えるほど硬くなります。
好みの問題もあるが、サーキット走行などスピード域が上がる程硬いフォークオイルを使うことが多いです。
ただ今回は各メーカーの粘度比較するために「グレード表記(G)」を基準としてまとめています。
各メーカーのフォークオイルの粘度比較【一覧】
メーカー別に分けてはいるが、どれを入れても基本問題ありません。
ざっと簡単に分けると以下の通りです。
- オフロード(粘度:10 ~ 30)
- 街乗り(粘度:30 ~ 40)
- スポーツ走行(粘度:40 ~)
上記の数値を踏まえて参考にしてもらえればと思います!
フロントフォークオイルの粘度比較 | ||
商品名 | 粘度(mm2/s) | |
40℃ |
||
ホンダ |
17 |
|
35.2 |
||
– | ||
– | ||
ヤマハ |
15.6 |
|
17.7 |
||
33.2 |
||
47.3 |
||
スズキ |
15.5 |
|
– |
||
33.3 |
||
47.7 |
||
– |
||
カワサキ |
15.5 |
|
16.8 |
||
33.9 |
||
49.5 |
||
ショーワ |
16.6 |
|
36.8 |
||
SS-05 |
15.7 |
|
SS-10 |
20 |
|
カヤバ |
37.2 |
|
55.2 |
||
– |
||
116.1 |
||
ホワイトパワー |
– |
|
33.4 |
||
46.0 |
||
48.1 |
||
68 | ||
モチュール |
15 |
|
18 |
||
24 |
||
36 |
||
35.9 |
||
57.1 |
||
77.9 |
||
ワコーズ |
15.4 |
|
33.6 |
||
53.4 |
かなり細かい調整をしたいのであれば「カヤバ」がおススメです。
カヤバ G-30Sの粘度が116.2mm2/sと驚異の硬さとなっており、他のG-10S、G-15S、G-20Sとブレンドすることで超絶細かい粘度調整が可能となっています。
バイク用品店で入手もしやすく価格も安いので、手を出しやすいのもメリットです!
体重や好みもあるので、フォークオイルの粘度を上げても柔らかいと感じる場合は、以下の解決法があります。
- フォークスプリングのレートを上げる
- 油面調整
上記であれば比較的安価で試すことが可能です。
さらに予算が出せるなら
ベースの性能を上げたいのであれば「社外フォーク」や「フルアジャスタブルキット」などを組み込む方法もあります。
予算があるのであれば思い切って購入してみるのもアリかもしれません。
好みの硬さに調整するのは非常に大変だが、セッティング幅はかなり広いので是非お試しください。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
今回は各メーカーのフォークオイルの粘度についてでした。
フロントフォークのオイル探しは中々大変なので、是非参考にしてもらえると幸いです!
以上、ありがとうございました!