今回は「クラッチワイヤーの注油」を専用工具(ワイヤーインジェクター)無しでメンテナンスする方法をご紹介いたします!
- クラッチワイヤーの注油方法が知りたい方
- メンテナンス初心者の方
ちなみにクラッチワイヤーの注油自体はそこまで頻繁に行う必要がありませんが、以下のような症状が出た場合は、一度メンテナンスを行った方が良い場合が多いです!
- クラッチが重い
- クラッチを切る時擦れている音がする
- 半年以上も注油していない
マニュアル車ではクラッチ操作を頻繁に行うため、定期的なメンテナンスは運転の負担を減らす意味でも重要です!
そうなる前に一度チェックをしてみるといいかもしれませんね!
注油はとても簡単なので紹介いたします。
それでは、どうぞ!
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注油頻度について
注油についてはそこまで頻繁には必要ありません!
実際私のグロムは「2万キロ」「3年以上」注油をしていませんでしたが、全く問題ありませんでした!
アクセル・クラッチワイヤーはかなり頑丈のため、すぐに切れることはありませんが、5年以上ノーメンテの場合は交換を検討することをおススメします!
注油方法
ワイヤー注油は難しそうなイメージがありますが、実際そこまで難しくありません!
- クラッチレバーを取り外す
- クラッチワイヤーを洗浄
- クラッチワイヤーに注油
- クラッチレバーを取り付ける
作業時間:15分
今回は「ワイヤーインジェクター無し」で行います。
ワイヤーに注油するための専用工具なので、買えるなら買っておいた方が正解です!


ワイヤーインジェクターの方が作業が楽なのは確かですが、別に無くても作業は可能です!
1. クラッチレバーを取り外す
クラッチレバーを固定しているボルトを外します。(上下)
■ 下部分
■ 上部分
上下のボルトを外すとレバーを取り外す準備が完了です。
次はクラッチワイヤーが一直線になるようにします。(下画像参考)
これでレバーを外すことが出来ます。
あとはレバーを引っ張れば外すことが出来ます。
レバーの裏の凹みにワイヤーの先端が固定されているので外します。
これでレバーを完全に外すことが出来ました。
実際にやってみるととても簡単ですね!
2. クラッチワイヤーを洗浄
- 小さな袋
- キッチンペーパー
- パーツクリーナ
- エンジンオイル(ワイヤーオイルなど)
適当な小さい袋をワイヤーに被せます。
結束バンドで固定すると液漏れのリスクを減らすことが出来ます!
出口側から汚れが出るのでキッチンペーパーを敷いておきます。
これが出来れば洗浄作業と注油作業が出来ます。
~ここから洗浄作業~
洗浄には「パーツクリーナー」を使います。
袋の中にパーツクリーナーを噴射すると汚れが反対側から出てきます。
結構汚れていました。
3.クラッチワイヤーの注油
注油には余った「エンジンオイル」を使いました!
ワイヤー専用のオイルがありますので、可能ならそちらを購入することをおススメします!

今回は10w-50で硬いオイルを使った為、結構時間が掛かりました・・・
オイルを先ほどの袋の中に投入して、インナーを前後に動かします。
反対側からオイルが出てくるまで繰り返します。(結構時間掛かります)
流石に10w-50と硬いオイルを使ってしまったのでオイルを浸透させるのに5分以上掛かりました。
粘度の低いオイルの方が浸透が早いのでおススメです!(一番はワイヤーオイルが一番ですが・・・)
4. クラッチレバーを取り付ける
最後は逆の手順でレバーを取り付けます。
こちらのネジの締めすぎには注意をしてください!
締めすぎるとクラッチが重くなります。
レバーを取り付け終わったら作業完了となります。
もし半クラッチの調整が必要な場合は以下を参照ください。
以上で作業は完了になります!
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
注油後はクラッチの動きがスムーズになり以前より軽くなりました。
- クラッチが重い
- クラッチを切る時擦れている音がする
- 半年以上も注油していない
もし上記のような症状がある方はお試しください。
ツーリングなどで疲れが軽減できますよ!


以上、ありがとうございました!
いつも見てくれてありがとうございます!
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