今回はグロムの「サーキット走行でのおススメパーツ」をご紹介します!
市販車グロムでサーキットを走ると、定番カスタム(マフラー・フィルター・スプロケなど)だけではどうしてもタイムの限界を感じる場面が出てきます。
- タイムアップを目指している方
- サーキット走行の快適グッズを探している方
- 打倒HRCグロムを目指している方
- 市販車グロムでサーキット走行したい方
自分
今回はそんな問題も踏まえて「入れたら面白くなった!快適になった!」と思ったパーツをいくつかご紹介いたします。
まずは結論です!
市販車グロムでサーキットを楽しむなら、いきなり馬力アップに走らず「乗りやすさの改善」から手を付けるのが正解です。
まず姿勢が安定するフラットシート・タンクパッドで土台を作り、その後にプラグやサブコンでパワー方向を詰めていく流れがおすすめです。
- 乗りやすさ:フラットシート / タンクパッド / ハンドル
- パワー:MotoDXプラグ / サブコン
- グリップ:NSRホイール
- 分析:データロガー
以下で各パーツを詳しく見ていきます。
改造の前に知っておきたい市販車グロムの問題点

パーツを紹介する前に、市販車グロムの問題点をまとめました。
- パワーが無い
- シートのポジションが悪い(滑る)
- ハンドルのポジションが高い
- 3・4速が離れている(ギア比)
- バンク中にスタンドが当たる
市販車ベースは街乗りを前提に作られているため、サーキットでは乗りづらい場面が出てきます。
そのため改造の順番としては、以下の順がおススメです!
- 乗り心地改善
- 馬力アップ
「凄く乗りやすい!」と思えないバイクだと自制してしまい、タイムアップにはつながりません。
まずは安心して攻められるバイクを作ることが大切です。
おすすめパーツ早見表
これから紹介する7つのパーツを、目的・難易度の観点でざっくり整理しました。導入の優先順位を決める参考にしてください。
| パーツ | 主な目的 | 導入難易度 |
|---|---|---|
| フラットシート | 姿勢の安定 | 低 |
| タンクパッド | ニーグリップ向上 | 中 |
| MotoDXプラグ | トルク・加速感 | 低 |
| NSRホイール | ハイグリップタイヤ対応 | 高 |
| サブコン | 燃調セッティング | 高 |
| データロガー | 走りの分析 | 中 |
| レース用ハンドル | 前傾ポジション | 中 |
パーツのご紹介
ここからは1つずつ詳しく紹介していきます。まずは定番カスタムを済ませている前提なので、定番一覧も載せておきます。
1.フラットシート

グロムの問題点としてシート形状が挙げられます。
タンデム部分が上がっているので動ける範囲が狭いです。
姿勢を後ろにズラしたくてもシートが滑るのでポジションを後ろでキープすることが難しいです。

そこでノーマルシートを加工してフラット化することで、姿勢を変えやすくすることが出来ます。
加工も非常に簡単で、キタコの3万円近いフラットシートを買うくらいなら、ノーマルシート加工の方が格安で済みます。
意外とこれだけでも乗りやすくなるので、ポジションが気になる方は絶対にやった方がいいです。
2.タンクパッド

フラットシートと同じ理由で「シートが滑るので前に行ってしまう」のを解消することが出来ます。
ニーグリップできるスペースが広くなるので、コーナリングで姿勢が安定します。
外装に穴を開ける必要がありますが、サーキットに重点を置いているならかなりおススメのパーツです。
3.MotoDXプラグ

発進時のトルク感や加速など、ノーマルプラグと比較すると分かるくらい変わります。
ノーマルプラグだと熱価8番になります。
2千円ほどで試せるので、何かやりたいと思っているならおススメです。
4.NSRホイール

BT601などのハイグリップタイヤの性能を、フルに活かすことが出来ます。
まずはグロム純正とハイグリップ定番のタイヤサイズを比較してみます。
| フロント | リア | |
|---|---|---|
| グロム純正 | 120/70-12 | 130/70-12 |
| ハイグリップ定番 | 100/90-12 | 120/80-12 |
グロム用のハイグリップタイヤが事実上無いので、NSR用のタイヤを履かせるしかありません。
純正サイズのままだとタイヤサイズが適切ではないので、本来の性能には及びません。
そこでNSRホイールをグロムにコンバートすることで、ハイグリップタイヤの性能をフルに活かせるようになります。
切り返しの軽さや、深いバンク中の安定感は、扁平率の関係上NSRホイールの方が有利です。
5.サブコン(ENIGMA Semi-Full)

サブコンEnigmaの特徴として細かいセッティングが出来る点があります。
キタコのi-mapや武川のFIコンなどと比べ、以下の優位性があります。
- 痒い所に手が届くセッティングが出来る
- 点火タイミングが触れる
- リミッターカットやレブリミット回転数も自由に変更可能
- 加速ポンプなども設定可能
フルコン並みの高機能です。
以下を見てもらえれば分かる通り、「アクセル開閉度5%刻み」かつ「回転数500rpm刻み」でセッティングが可能です。
Fire-PlusやSemi-Fullになると、250rpm刻みで点火タイミングが触れるようになります。

問題点は「細かい調整が出来る分、セッティング難易度が高い点」です。
ただセッティングが決まれば「ノーマルでは太刀打ちできない」レベルの車両になるので、入れるメリットは十分にあります。
6.データロガー(Drogger)

データがあれば「解決の近道」になります。
サーキットでこんな経験は無いでしょうか?
- 満足できる走りだったがタイムは微妙だった
- なぜかいいタイムが出た
体感に頼ると、問題解決に時間が掛かる場合がほとんどです。
そこでデータロガーを使うことで「このラインが一番速い」などが一瞬で分かります。
「なぜこうなっているのか?」を数値として見ることで具体的な解決方法が見いだせるので、タイムアップの近道に繋がります。
7.ハンドル(T-Tech)

以前乗っていたCBR1000RRと同等レベルの、かなり前傾なポジションになります。
ポジションが前傾になるため重心が下がり、安定感が増すので、サーキット走行には適したハンドルです。
セパハンに慣れていない人は最初大変かと思いますが、慣れればコーナリング中の腕の楽さにはビックリすると思います!
導入順の考え方とよくある失敗
パーツが多くて迷う方のために、導入の考え方を補足しておきます。
- まず姿勢系(フラットシート・タンクパッド)で土台を整える
- 次にプラグなど安価で体感しやすいものを試す
- タイヤのグリップを限界まで使いたくなったらNSRホイール
- セッティングで上を目指す段階でサブコン
いきなりパワー系から手を付けると、車体が扱いきれず逆にタイムを落とすことがあります。
「乗りやすさ→パワー」の順番を守るのが、結果的に一番の近道です。
よくある質問
Q1.市販車グロムでHRCグロムカップに出られますか?
本記事で紹介しているパーツはレギュレーション違反となるものが含まれるため、HRCグロムカップには参加できません。参戦予定の場合は必ず公式レギュレーションをご確認ください。
Q2.最初に入れるなら何がおすすめですか?
まずはフラットシート(ノーマルシート加工)がおすすめです。費用が安く、姿勢の安定という効果を体感しやすいためです。
Q3.プラグ交換だけでタイムは上がりますか?
プラグ単体でタイムが大きく変わるわけではありませんが、発進や加速のトルク感が変わるので、安価に体感しやすい入門パーツとしておすすめです。
Q4.サブコンとデータロガーはどちらを先に入れるべきですか?
セッティングを詰める前に、まず走りの課題を把握するためのデータロガーが役立ちます。課題が見えてからサブコンで調整する流れがおすすめです。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
サーキット走行は面白く、ハマるとどんどん街乗りが出来なくなっていきますね。やはりサーキットと街乗りの両立は厳しいことが良く分かりました(笑)
ただ市販車グロムでも、しっかりサーキット仕様に仕上げることが出来ます。
今回のポイントをおさらいします。
- まず「乗りやすさ」を整えてから「パワー」に進む
- 姿勢系(シート・タンクパッド)は安価で効果が大きい
- タイヤ性能を活かすならNSRホイールコンバート
- データロガーで課題を見える化するとタイムアップが早い
ぜひ自分の課題に合ったパーツからお試しください!
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