今回は「グロムで日帰り300kmツーリングは可能か?」について、125ccロング走行の現実・必須装備・走行ノウハウを、グロム7年+カブ90 3年半の実体験で解説します!
- グロムで長距離ツーリングしたいけど不安
- 125ccで300kmって本当に可能か知りたい
- 中型・大型バイクとのツーリングを検討中
- カブ90との違いが気になる
- 長距離の必須装備を揃えたい
「125ccで300km本当にいける?」「シートが硬そうだけどお尻大丈夫?」「装備って何が必須?」そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
結論|グロムで300km日帰りは現実的にこなせる
正直、最初は「125ccで300kmはキツいだろ」と思っていました。
ただ実際に何度も走ってみると、グロムは速度を欲張らなければ思った以上に快適です。
最初に結論をまとめます。
- 沖縄居住時に普久川ダム湖畔公園(片道約120km)往復+寄り道で300km級を複数回走破
- 疲労はシート・ハンドル・装備でかなり変わる
- 必須装備は5点(リュック・レインコート・工具・パンク修理キット・タイラップ)
- 中型・大型と一緒なら下道限定が前提
装備とペース配分さえ守れば、グロム(JC75)でも日帰り300kmは現実的にこなせるラインです。
実際は、朝7〜8時出発で帰宅が夕方〜夜(19〜21時)になるレベル感です。
休憩・給油・昼食を含めて7〜9時間は見ておいた方がラクで、無理に詰め込むと最後の50kmがキツくなります。
125ccで300kmロングツーリングの現実

まず数字でグロムのロング適性を整理します。
燃費とガソリン代
| 項目 | グロム(JC75) | カブ90(HA02) |
|---|---|---|
| 実燃費(街乗り) | 50〜60km/L | 55〜65km/L |
| 実燃費(ツーリング) | 60〜70km/L | 65〜75km/L |
| タンク容量 | 5.6L | 3.4L |
※燃費は筆者実測値・走り方や気温で変動します。
カブ90はタンク容量が小さいので給油回数が増える点は注意が必要です。
速度域
グロムは60km/h巡航が一番気持ちいい速度域です。
- 60km/h巡航:トルクに余裕・快適
- 70km/h巡航:少し回し気味で振動が増える
- 80km/h以上:エンジン悲鳴(持続不可)
70km/h以上を維持し続けると、グロムはエンジンより先に「人間側」が疲れます。
カブ90も巡航50〜60km/hが快適ゾーン。125cc原付二種は法定速度60km/hで巡航するのに丁度いいセッティングです。
真夏の油温問題
真夏の沖縄では、信号待ちや低速区間で油温がかなり上がる場面もありました。
300kmツーリング当日のリアルな流れ
沖縄居住時にグロムで普久川ダム湖畔公園往復+寄り道で300km級を走った日のおおよそのタイムラインです。
- 07:30|那覇出発・給油+コンビニ朝食
- 09:30|名護で休憩(90km地点・体はまだ余裕)
- 11:00|普久川ダム湖畔公園到着・撮影+寄り道
- 12:30|大宜味村ランチ+給油(150km地点)
- 14:00|復路スタート・ここで尻が痛くなり始める
- 16:00|名護で休憩+給油(240km地点)
- 18:30|那覇帰着(300km・集中力はギリギリ)
純粋な走行時間は7時間程度ですが、休憩・給油・食事・寄り道を含めると合計11時間ほどの行程になります。
「走り続ける」というより「こまめに休みながら少しずつ進む」のが125ccロングの実態です。
疲労の正体
300km日帰りで一番きついのはシートです。
グロム純正シートは硬めなのでお尻のダメージが大きいです。
- シートが硬くお尻が痛くなる
- ハンドル位置が低めで前傾姿勢に疲れる
- 振動でグリップを握る手がしびれる
- 背中の荷物の重さで肩こり
体感としては、250kmを超えたあたりから手のしびれ・尻痛・首疲れが一気に出やすくなるのが正直なところです。
装備とペース配分でこの「250km以降の壁」をどれだけ小さくできるかが、300km日帰りの快適度を左右します。
ライダーパンツや厚めのジーンズを履く・休憩を1時間に1回入れる・装備を軽くするなどで対策できます。
中型・大型バイクとのツーリング

中型・大型バイクとのツーリングは可能ですが条件付きです。
- 一緒に走るならゆっくり下道限定
- 125cc以下は道路交通法上、高速道路・自動車専用道路は走行不可(排気量126cc以上が条件)
- パワー差で峠や登坂は遅れがち
- 信号ダッシュは中型・大型に合わせない
- 集合場所はSAではなく道の駅・ペース配分はリッター側がリード
グロム・カブ90はいずれも高速NGなので、中型・大型同行時は最初から下道前提でルートを共有しておくのが安全です。
特に注意したいのが疲労管理です。
大型バイクに合わせて巡航速度を上げ続けると、125cc側だけ疲労が急増します。向かい風区間や下りで「追いつかなきゃ」と頑張ると、エンジン回しっぱなし+緊張で消耗が一気に進みます。
無理に追従せず、合流ポイントを決めて待ってもらう運用が安全です。
125cc同士で行く方が気楽な部分は多いので、ロング初心者は同排気量の仲間と組むのもおすすめです。
グロム vs カブ90|125ccロング2台持ちの比較

グロム(JC75)とカブ90(HA02)の両方を所有してロングツーリングをこなした経験から、両者の違いをまとめます。
| 項目 | グロム | カブ90 |
|---|---|---|
| 長距離快適性 | ○ | ◎ |
| 巡航速度 | ◎(60km/h) | △(50〜55km/h) |
| 疲労感 | △ | ◎ |
| 楽しさ | ◎ | ○ |
| 荷物積載 | △ | ◎ |
| 向いている道 | ワインディング | 下道まったり |
| ワインディング好き | ◎ | △ |
| のんびり旅派 | ○ | ◎ |
長距離だけならカブ90の方が快適です。
レッグシールド・アップライトポジション・柔らかめシートの組み合わせで疲労が少ないです。
具体的な体験談で比較すると、カブ90で本部半島一周(180km)を走った時はレッグシールドのおかげで脚が冷えず、休憩回数もグロムより1〜2回少なく済みました。
一方グロムで普久川ダム湖畔公園往復(240km)を走った時は山道の登坂でカブ90より平均速度が10km/h以上速く、所要時間が短縮できました。
所有2台持ちならではのリアルな差です。
ツーリング必須装備5選

300km級になると「バイクの速さ」よりも「疲労対策装備」の影響が大きくなります。実
際にグロム・カブ90で300kmツーリングする時に持っていく装備をまとめます。
予算が限られるなら①②から揃えるのがおすすめです。
①コミネ ウォータープルーフライディングバッグ
- 完全防水でPC・着替えも濡れない
- 20Lで日帰りツーリングは十分
- 胸ベルト・腹ベルトで体に密着
通勤通学でバイク使う方にもガチおすすめです。
ベルトが2か所(胸・腹)あるためかなりしっかり体に固定できます。背中で揺れにくいので長距離でも疲労が少ないです。
②コミネ コンパクトレインウェア
- ワンサイズ大きめ推奨(ライダージャケットの上から羽織る)
- 折りたためてリュックに入る
- 上下セットで完全雨対応
レインコートはワンサイズ大きめを選ぶのがコツです。
寒い日のジャンパー代わりにも使えるので「雨でも寒くてもいける1枚」として重宝しています。
③コンパクト工具セット
- ドライバー・ラチェット・ソケットがコンパクトに揃う
- 価格2,000〜3,000円台と安い
- 軽量で常時携帯OK
最近のバイクは車載工具が貧弱で、グロムに至っては純正車載工具すらありません。
出先で意外と使う場面が多く、ミラーの緩み調整・レバー位置の微調整・チェーン張りのチェックなど、日帰りツーリングでも最低限の工具があると安心です。
④デイトナ パンク修理キット
- チューブレスタイヤに対応
- ボンベ付きで現場で空気入れまで完結
- パンクでレッカー呼ぶより遥かに早い
幸い使ったことはないですが、山道や離島でパンクするとJAF到着まで時間がかかることもあります(沖縄北部ルートなどは特に)。
1個1,500円程度なので保険として持っておきたいアイテムです。
⑤タイラップ(結束バンド)
応急処置の最強アイテムです。
過去にシフトペダルのネジが折れた時、タイラップでペダルを縛ってホームセンターまでの繋ぎとして役目を果たしてくれました。
- 折れたカウルの仮固定
- ネジ脱落の応急代替
- 配線類の整理
- 工具の束ねにも便利
軽くて場所を取らないので、リュックの隅に常備しておくと安心です。
ロングツーリングを楽にする走行ノウハウ

装備だけでなく走り方でも疲労はかなり減らせます。
休憩は1時間に1回
- 1時間走ったら必ず10分休憩
- 給油は2時間に1回(余裕を持つ)
- 昼食は早めに(13時以降は道の駅混む)
- 体の硬直を防ぐためにストレッチを挟む
無理して走り続けると集中力が落ちて事故リスクが高まります。
「もう少し走れる」と思った時点で休憩するのが結果的に楽です。
特に注意したいのが単調疲労による眠気です。
125ccロングでは「速さの疲労」より「単調さの疲労」の方が事故リスクに直結します。
体勢を変える工夫
グロムは前傾気味なのでハンドルを握り続けると手首が痛くなります。
- ハンドルの握る位置を変える(外側・内側を切替)
- ニーグリップで体重を分散
- 信号待ちで肩・首を回す
- 立ち乗りシフト(一瞬で腰を伸ばせる)
カブ90はアップライトなのでこの問題は出にくいですが、グロムでロングする時は体勢の工夫が効きます。
ルート選び
グロムで300km組むなら下道限定でルートを工夫します。
- 信号の少ない郊外ルート優先
- 国道よりバイパス・農道優先
- 山道は楽しいが疲労倍増
- 終盤に渋滞ポイントを入れない
よくある質問(FAQ)
Q1.125ccで何キロまで日帰り可能?
慣れている方なら400〜500km可能です。ただし300kmが疲労と楽しさのバランス的にちょうど良いラインです。
500km組むなら早朝出発・休憩多めが必須です。
Q2.125ccで高速道路の代わりはどうする?
国道・バイパス・農道を組み合わせるのが基本です。Google Mapで「高速道路を回避」設定にすると最適ルートが出ます。
125ccは平均速度50km/h前後で計算するのが現実的です。
※125cc以下は高速道路・自動車専用道路ともに通行不可(道路交通法)なので、ルート設計時は注意してください。
Q3.グロムとカブ90、ロング向きはどっち?
距離だけならカブ90(疲労少・燃費良)。スピード・楽しさならグロム(60km/h巡航・スポーティ)。
山道メインならグロム、平地メインならカブ90が楽です。
Q4.燃料の警告灯が点いてからどれくらい走れる?
筆者環境(JC75・実燃費60km/L前後)では、警告灯が点いてからも40〜60km程度走れた経験があります。
ただし走行環境・走り方・燃費で大きく変動するため断定はできません。警告灯が点いたら30km以内の給油が安全圏と考えてください。
Q5.真夏のロングは大丈夫?
グロムは空冷エンジンなので真夏は油温管理が必要です。停車時の油温上昇には注意してください。
詳しくは下記の関連記事を参考にしてください。
Q6.雨予報の日にツーリング決行はあり?
短時間ならレインウェア持参で行けますが、終日雨予報なら延期推奨です。
125ccは車重が軽いので濡れた路面のグリップ低下が体感しやすく、滑りやすいマンホール・白線の上は危険です。
Q7.1人と複数、どっちが疲れる?
1人の方が疲労感は少ないです。自分のペースで走れるので休憩・給油タイミングが自由。
複数だと気を遣う場面が増えるので、初めての125ccロングは1人がおすすめです。
Q8.125ccロングで服装・プロテクターは必要?
短パン・スニーカーで300km走ると疲労が倍増します。長距離ほど装備の質が効いてくるので、メッシュジャケット+ライディングパンツ+プロテクター付きグローブがおすすめです。
シート対策にはライダーパンツや厚めのジーンズが効きます。グロムはシートが硬めなので、お尻のダメージを軽減する装備で疲労感が大きく変わります。
Q9.グロム300kmでお尻は痛くなる?
正直に言うとかなり痛くなります。グロム純正シートは硬め設計で、150km過ぎから違和感、250km以降ははっきり痛みが出る感覚です。
対策としては、ライダーパンツ・厚手ジーンズ・ゲルクッション・休憩中のストレッチが効きます。1時間に1回の休憩で立って歩くだけでもダメージはかなり軽減できます。シート交換やアンコ抜きまでやるとさらに快適になります。
Q10.グロムで300km走るなら何回給油する?
グロム(JC75)はタンク5.6L・ツーリング燃費60〜70km/L換算で航続距離は約330〜390km。理論上は無給油でも届きますが、警告灯リスクを避けるため300kmの行程なら2回給油するのが安心です。
- 出発時:満タンで出発(往路150kmで自然と残量警告ゾーン手前)
- 中間(150〜200km地点):軽く給油+休憩を兼ねる
- 帰路後半:必要に応じて追加給油
カブ90はタンク3.4Lなので300km組むなら3回前後の給油が基本になります。給油タイミングを休憩と兼ねると、ロングでも疲労が溜まりにくいです。
まとめ

グロム(JC75)で300km日帰りツーリングは実体験で十分可能です。
- グロム300kmはペース守れば普通にこなせる
- 中型・大型同行は下道限定で前提共有
- カブ90も125cc仲間で長距離得意
- 必須装備5点(バッグ・レインウェア・工具・パンク修理・タイラップ)
- 1時間に1回の休憩がロングのコツ
- 真夏は油温管理を忘れずに
125ccは燃費・維持費・取り回しのバランスが良く、ロングツーリングのコスパは中型・大型より優秀です。グロムとカブ90を2台持ちしている経験から言うと、それぞれ違う楽しみ方ができるのが125ccロングの面白いところです。
帰宅直後は正直かなり疲れていて、シャワー浴びてそのまま寝落ちすることも多いです。それでも「125ccでここまで走れた」という満足感は大型ツーリングとは違う達成感があり、毎回「また行きたい」と思える不思議な疲労感があります。
ツーリングはバイクの醍醐味です。装備とノウハウを揃えて、安全に楽しんでください。
以上、ありがとうございました!
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