今回はグロムのリアアクスルシャフト(リアシャフト)の交換と、ついでに行ったリアブレーキパッド交換の手順を紹介します!
リアホイール付近から定期的に擦れる音が聞こえ、ブレーキパッドではない「歪みっぽい異音」が出ていたのが交換のきっかけです。
- グロムのリアアクスルシャフト交換方法が知りたい方
- リアブレーキパッドの交換方法が知りたい方
- リアホイール付近の異音の原因を知りたい方
- タイヤを外さずに作業する時短のコツを知りたい方
まずは結論です!
先に要点をまとめます。
- リアの「擦れる・歪みっぽい異音」はアクスルシャフトの曲がり・段付き摩耗が原因のことがある
- シャフトは引き抜く際の引っ掛かりや爪に引っかかる段傷で状態を判断できる
- グロムのリアシャフトは純正品番「42301-K26-900」・価格は1,562円(税込・購入時)ほど
- シャフト交換は新しいシャフトで古いシャフトを押し出すだけで、タイヤを外さず約5分
- ブレーキパッドも工夫すればタイヤを外さず交換可能(自己責任)
筆者のグロム(JC75)は走行距離2万キロでしたが、シャフトの状態はかなり悪く、要交換レベルでした。早めの点検がおすすめです。
リアアクスルシャフトとは?交換が必要なサイン

リアアクスルシャフトは、リアホイールをスイングアームに固定して回転の中心軸となる重要な部品です。常にホイールの荷重と回転を支えているため、見えない部分で少しずつ消耗します。
- リアホイール付近から擦れるような異音がする
- シャフトを引き抜く際に引っ掛かりがある
- シャフト表面に爪で引っかかるレベルの段傷がある
- シャフトを転がすと曲がりが確認できる

筆者のシャフトは一部に爪で引っかかるレベルの段傷があり、若干のシャフトの曲がりも見受けられました。
これは明確に要交換のサインです。異音の正体もこのシャフトの状態だったと考えられます。
シャフトが傷む主な原因
- 締め付け時のオーバートルク(規定値を超える締め付け)
- 走行距離・経年による摩耗
- 転倒や縁石ヒットなどによる外力
- グリス切れ・サビによる固着
特にオーバートルクはシャフトを痛める大きな原因です。後述の規定トルクを守ることが、長持ちさせるポイントになります。
リアアクスルシャフトの交換手順

今回は純正のシャフトを取り寄せました。
- 純正品番:42301-K26-900
- 価格:1,562円(税込・購入時点)
純正部品は安価なので、状態が悪ければ迷わず交換するのがおすすめです。
交換手順
シャフト交換だけならとても簡単です。
- シャフトのロックナットを外す
- 新しいシャフトを差し込んで古いシャフトを押し出す
作業時間の目安:5分
1.ロックナットを外す
まずシャフトのロックナットを外します。
2.新しいシャフトで古いシャフトを押し出す
ロックナットを外した側から新しいシャフトを差し込み、叩いて押し込むと古いシャフトがそのまま押し出されて簡単に交換できます。

この方法ならリアタイヤを外すことなく交換が可能です。

締め付けトルクは「59N・m」です。
これでシャフトの交換は完了です。
締め付けトルクの管理に不安がある方は、以下の記事で早見表とおすすめトルクレンチを紹介しています。
リアブレーキパッドの交換

シャフトを抜くついでに、リアブレーキパッドも交換しました。
今回は安価なNTBのパッドを購入しました。制動力は純正青パッドと同等ぐらいに感じました。

ブレーキパッドの種類と選び方
ブレーキパッドは素材や効き味で何種類かあります。用途で選び分けるのがおすすめです。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 純正同等・標準パッド | 扱いやすく微調整しやすい | 街乗り・コントロール重視 |
| 赤・ゴールド系(高効き) | 制動力は高いが立ち上がりが強い | 強い効きを求める人 |
赤パッドやゴールドパッドの方が効きはいいですが、サーキットでのブレーキの微調整がやりにくくなるため、筆者は個人的に標準的な効きのパッドを好んでいます。
ここは完全に好みの問題なので、自分の走り方に合わせて選んでください。
ブレーキパッドの種類ごとの効きの違いは、以下の記事で詳しく比較しています。
交換手順
- ブレーキパッドのボルトを外す
- シャフトを緩めてキャリパーをずらす
- 新しいパッドに交換して逆の手順で戻す
作業時間の目安:15分
1.ブレーキパッドのボルトを外す

シャフトを外す前にパッドのボルトを緩めておきましょう!
先に緩めておくと、キャリパーが固定された状態でボルトに力をかけられるので作業が楽になります。
2.シャフトを緩めてキャリパーをずらす

3.新しいパッドに交換して逆の手順で戻す

戻す際はピストンを戻してから組み付けます。本来はパッドの角を面取りした方が鳴き対策になりますが、今回は省略しました。
取り付けが終わったら「リアブレーキが効くまで踏んで離してを繰り返す」を必ず行ってください。ピストンが出てパッドがディスクに当たるまで作動させる作業です。
問題なくブレーキが効けば交換は完了です。
よくある質問(FAQ)
Q1.リアアクスルシャフトはどれくらいで交換が必要?
明確な交換距離は決まっていませんが、引き抜き時の引っ掛かり・段傷・曲がりが見られたら交換時期です。筆者のグロムは2万キロで状態がかなり悪化していました。タイヤ交換などで外す機会に点検するのがおすすめです。
Q2.シャフト交換はタイヤを外さないとできない?
外さなくても可能です。ロックナットを外した側から新しいシャフトを差し込んで古いシャフトを押し出す方法なら、タイヤを外さず約5分で交換できます。
Q3.純正シャフトの品番と価格は?
グロム(JC75)の純正リアアクスルシャフトは品番「42301-K26-900」で、購入時の価格は1,562円(税込)でした。年式・型式によって異なる場合があるため、購入前に適合をご確認ください。
Q4.締め付けトルクはどれくらい?
リアアクスルシャフトの締め付けトルクは59N・mです。締めすぎ(オーバートルク)はシャフトを痛める原因になるので、必ずトルクレンチで規定値を守ってください。
Q5.ブレーキパッド交換後にやるべきことは?
組み付け後に「ブレーキが効くまで踏んで離す」を必ず行ってください。これをしないと最初のブレーキが効かず危険です。走行前に効きを確認しましょう。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
今回はグロムのリアアクスルシャフトとリアブレーキパッドの交換でした。
- リアの異音はシャフトの曲がり・段付き摩耗が原因のことがある
- シャフトは新しいシャフトで押し出すだけ・タイヤを外さず約5分
- 純正品番は「42301-K26-900」・締め付けトルクは59N・m
- オーバートルクはシャフトを痛める原因なのでトルク管理は必須
- ブレーキパッド交換後は「踏んで離す」を必ず実施
シャフトは締め付け時のオーバートルクでも痛む原因になるので、意外と注意が必要なパーツです。不安な方は定期的な点検・交換をおすすめします!
以上、ありがとうございました!
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