今回はグロムのECUリセットを試したいと思います。
- マフラー交換をしたらバイクの調子が悪くなった
- 吸気系パーツを変えたら調子が悪くなった
- アイドリングが不安定になった
- サブコン入れたらエンジン不調になった
ECUには学習機能が備わっており、制御範囲内であれば自動補正を行ってくれます。
稀にパーツ交換によってエンジン不調になる場合があります。
そういう時はECUリセットはとても効果的です!
では、詳しくご紹介いたします!
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作業前にチェック!
もし「だんだん調子が悪くなった場合」は他の原因があるかもしれません。
■ バイクが息つきをする
→ 「吸排気パーツ」や「エアクリーナー」など
■ 失火する
→ 「プラグ」や「イグニッションコイル」や「プラグケーブル」など
■ アイドリングが不安定
→ アイドリングの回転数は適正範囲かどうか
上記はあくまで一例にすぎませんが「パーツの初期不良」「取付ミス」などの場合も0ではありません!
またECUリセットは「今まで蓄積してきたデータを消す」ということです。
かなり勿体ないので、作業する前に冷静になって「ECUが原因」なのかチェックすることをおススメします!
ECUリセットを手順
ECUリセットは以下の手順で行えます。
- キーをOFFにする
- シート下の赤いカプラ(SCS)カプラーを探す
- 配線:青 + 緑/黒を直結する
- アクセル全開でキーをON
- PGM-FI警告灯が速点滅したら5秒以内にアクセルを戻す
- 数秒待つとPGM-FI警告灯が遅点滅したらリセット完了
- キーをOFFにして(3)で直結した配線を外す
文章だと難しく感じますが「配線直結させたままアクセル全開でキーONにする」だけの簡単作業です。
まずは手順をご紹介いたします。
1.キーをOFFにする
ますはエンジンを停止させてシート下を開けます。
2.シート下の赤いカプラ(SCS)カプラーを探す
シート下に赤色のカプラーを見つけてください。
JC75では右外装側にSCSカプラーはあります。
赤色なのですぐ見つかるはずですね!
3.配線(青 + 緑/黒)を直結する
配線(青 + 緑/黒)を画像のように直結させます。
今回はクリップで代用しています。
クリップでの代用はおオススメできません!
サービスカプラは非常に端子が細く、クリップを使うと端子部分がダメになってしまいます。
故障診断が出来なくなることもあり得るので、基本的にはサービスカプラをおススメします。
4.アクセル全開でキーをON
直結させた状態でアクセル全開のままキーをONにします。
そうするとPGM-FI警告灯が速点滅します。
5.速点滅後は5秒以内にアクセルを戻す
PGM-FI警告灯が速点滅をしたら5秒以内にアクセルを戻してください。
6.数秒待つとPGM-FI警告灯が遅点滅したらリセット完了
アクセルを戻し、数秒待つとPGM-FI警告灯が遅点滅します。
これでリセットが完了です。
7.キーをOFFにして(手順3)で直結した配線を外す
リセット完了後はキーをOFFにして(手順3)で直結にしていたクリップを外します。
これで全ての作業は完了です。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
パーツの取り付けミスやパーツの破損等で不調になっている場合もある為、ECUリセットはあくまで最終手段で覚えておくといいですね!
手順をおさらいをすると
- キーをOFFにする
- シート下の赤いカプラ(SCS)カプラーを探す
- 配線:青 + 緑/黒を直結する
- アクセル全開でキーをON
- PGM-FI警告灯が速点滅したら5秒以内にアクセルを戻す
- 数秒待つとPGM-FI警告灯が遅点滅したらリセット完了
- キーをOFFにして(3)で直結した配線を外す
非常に簡単にできますので是非困っている方がいれば参考にしてみてください!
以上、ありがとうございました!
いつも見てくれてありがとうございます!
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