皆さんは空燃比はご存知だろうか。
空燃比とは「空気とガソリンの比率」のこと。
空燃比を理解できれば「サブコンのセッティング」や「カスタムパーツの性能をフルに引き出すことが出来る」など恩恵も非常に多いです。
そこで以下の疑問を解決したいと思います。
- 空燃比って何?
- 空燃比の測り方は?
難しいと思っていた方でも「そういうことか!」と思ってもらえるように重要点をまとめましたので最後まで見ていただけると嬉しいです!
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空燃比・理論空燃比とは
空燃比とは「空気とガソリンの比率」のことを言います。
空気とガソリンが混ざり合ってる混合気でガソリン1に対し空気がどの比率で入っているかを表し「14」など空気の比率で表すことが多いです。
自分
ここからが大切!
空燃比には「濃い(リッチ)」「薄い(リーン)」があり基準となる数値が存在します。
それが「理論空燃比:14.7」です。
この14.7という値より小さければ「濃い」逆に大きければ「薄い」と表します。
空燃比(13):濃い
空燃比(16):薄い
この数値(14.7)は必ず覚えておきましょう!
なら空燃比が14.7になればベストなのか?
ここが燃調セッティングの難しいところで、必ずしもそうではありません
完全燃焼がもちろんベストですが、実際の燃焼はガソリンと空気が均一に混ざらないためバラツキがあります。
パワー重視:リッチ方向
燃費重視 :リーン方向
「なら燃費良くしたいから空燃比17にしよう!」は絶対にダメ!
エンジンはガソリンの気化熱でも冷却を行なっているので空燃比を薄くしすぎると「オーバーヒート」などの熱トラブルが起きやすくなります。
そのためリーンバーンエンジンのような特殊エンジンを除いた車両は濃いセッティングをしていることが普通です。
測定方法について
空燃比の測定方法には「空燃比計」が必要になります。
その中でも以下2パターンが主流となっています。
- ワイドバンド
- ナローバンド
どちらもメリットデメリットがありますのでご紹介いたします。
ワイドバンド
- 広範囲の正確な空燃比計測が可能
- 0 ~ 5Vで出力
- 数値表示のレスポンスが早い
- 高価
レスポンスが良くナローバンドより正確な空燃比を測定することが可能です。
細かいセッティングを行うのであればワイドバンドの方がおすすめです。
センサー取付口が無い場合、ボス加工を行う必要があります。
私も鉄工所にボス加工をして頂きました。
ナローバンド
- 理論空燃比付近以外は微妙
- 0 ~ 1Vで出力
- 数値表示のレスポンスは遅い
- 安価
ザックリ測定できればいいならナローバンドでも一応セッティングは可能です。
また車両に元々センサーがついている場合が多いので、簡単取付ができるケースが多いのも特徴です。
ワイドバンドと比べると半額程度で、ある程度のセッティングは可能です。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
重要な点をまとめると以下の通りです。
- 空燃比は濃い・薄いがある
- 理論空燃比は14.7
- 計測方法にはワイドバンド・ナローバンドがある
かなり難しい内容と捉えた方も多いと思いますが、「理論空燃比14.7」と「濃い・薄い」が分かれば全く問題ありません!
燃調を触りたいと思った方は「サブコン」や「フルコン」が必要になります。
バイクにサブコンを入れていますが面白いのでぜひトライしてみてください!
以上、ありがとうございました!
いつも見てくれてありがとうございます!
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