今回は「グロムのオイル交換」を、手順・時期・おすすめオイルまでまとめて解説します!
エンジンオイルはバイクにとって人間でいう血液のようなもので、定期的な交換がエンジンの寿命を左右します。
グロムは構造がシンプルで、オイル交換は初心者でも10分ほどで終わるメンテナンスです。
- グロムのオイル交換時期・量を知りたい
- どのエンジンオイルを選べばいいか迷っている
- 自分でオイル交換にチャレンジしたい
「結局どのオイルがいいの?」「どれくらいの頻度で替えるの?」という疑問に答えながら、実際の作業手順まで写真付きで紹介していきます。
まずは結論です!
細かい解説の前に、グロムのオイル交換の要点を先にまとめておきます。
- 交換時期:3,000kmごと、または半年に1回
- オイル量:0.9ℓ(全モデル JC61 / JC75 / JC92 共通)
- 締め付けトルク:ドレンボルト24Nm
- おすすめ粘度:10W-40(街乗りオールシーズン)
- 作業時間:約10分
迷ったら粘度10W-40のJASO MA/MA2規格オイルを選んでおけば、グロムの街乗りでは間違いありません。
グロムのオイル交換時期と量!

- 交換時期:3,000kmごと
- オイル量:0.9ℓ
グロムのオイル量は全モデル(JC61 / JC75 / JC92)で0.9ℓです。
交換距離はメーカーや使い方によって幅がありますが、「3,000kmごと」を目安にしておけば問題ありません。
あまり乗らない方でも、オイルは時間の経過で劣化していきます。距離が伸びていなくても半年に1回は交換するのがおすすめです。
>【保存版】エンジンオイルの種類や規格のまとめ
オススメエンジンオイル!

グロムに使うオイルとして、定番のおすすめを4銘柄紹介します。
- Honda SPORTS SL MA 10W-40(旧ウルトラG2)
- Honda RACING SL MA 0W-30(旧ウルトラG4)
- Motul 7100 10W-40
- ヤマルーブ プレミアムシンセティック 10W-40
街乗り中心なら、ホンダ純正のSPORTS(10W-40)を選んでおけばまず失敗しません。
1.Honda SPORTS SL MA 10W-40(旧ウルトラG2)
以前の「Honda ウルトラG2」と同グレードにあたるオイルです。
ホンダ純正のエンジンオイルで、グロムのサービスマニュアルでも指定粘度に合致します。
JASO MA規格対応なので、湿式クラッチを持つグロムとの相性も問題ありません。
10W-40はSPORTS(G2)の定番粘度で、国内ディーラーの整備でも使われるケースが多いバランス型です。
価格は1L/約1,200円前後と純正ながらコスパが良く、ホームセンターやAmazonでも手に入れやすいのが強みです。
「どれにするか迷う」という方は、まずこれを選んでおけば間違いありません。
2.Honda RACING SL MA 0W-30(旧ウルトラG4)
以前の「Honda ウルトラG4」と同グレードにあたる、ホンダ純正の最上位オイルです。
粘度は0W-30。低温始動性に優れ、フリクションが少ないため高回転域でのレスポンスに変化を感じやすいのが特徴です。
JASO MA規格対応で、湿式クラッチにも問題なく使えます。
低温始動・低フリクション・スポーツ走行を視野に入れる人に向いたオイルで、SPORTS(G2)と比べてエンジンの回り方が軽く感じられます。
価格は1L/約2,000〜2,500円前後とSPORTSの約2倍です。
街乗りメインならSPORTS(10W-40)で十分ですが、「エンジン性能をもっと引き出したい」という人にはRACING(G4)を選ぶ価値があります。
3.Motul 7100 10W-40
粘度は10W-40、JASO MA2規格対応。レース向け最上位モデル「300V」の技術をベースに作られています。
特にギアの入りが良くなるという評価が多く、シフトフィールにこだわる人に人気があります。
純正オイルとの一番の違いは「エステル」配合です。金属への吸着性が高く、エンジン保護性能と潤滑性能で純正よりワンランク上を狙えます。
価格は1L/約2,000〜2,500円前後と高めですが、フィーリングの変化を体感したい人にはおすすめです。
※Pochipp未登録のため、購入時は「Motul 7100 10W-40」で検索してください。
4.ヤマルーブ プレミアムシンセティック 10W-40
粘度は10W-40でグロムとの相性も良く、JASO MA2規格対応なので湿式クラッチでも安心です。
ミッションの入りが良くなったという声も多いオイルです。
最大の魅力は4L缶で約5,000〜6,000円というコスパです。
グロムのオイル量は0.9Lなので、4L缶を買えば約4回分。1回あたり約1,200〜1,500円で100%化学合成油が使える計算になります。
部分合成油とほぼ同じ単価で化学合成油が手に入るので、まとめ買いできるならお得な選択肢です。
※Pochipp未登録のため、購入時は「ヤマルーブ プレミアムシンセティック 10W-40」で検索してください。
ヤマハの化学合成油は実際にグロムで使ってレビューもしています!
必要な道具一覧

オイル交換に必要な道具やアイテムをまとめました。
- メガネレンチ(17mm)
- トルクレンチ
- オイルジョッキ
- エンジンオイル(0.9L)
- ドレンワッシャー
- 廃オイル処分箱
- キッチンペーパー
- 地面に敷くもの(段ボールなど)
工具
| 道具 | 用途 | 備考 |
|---|---|---|
| 17mmソケット or メガネレンチ | ドレンボルトを外す | 力が入りやすい柄の長いものがおすすめ |
| トルクレンチ | ドレンボルトの締め付け(24Nm) | 締めすぎるとネジ山を潰すので必須 |
| オイルジョッキ(計量カップ) | 0.9Lを正確に計量して注ぐ | 100均の計量カップでも代用可 |
消耗品
| 道具 | 用途 | 備考 |
|---|---|---|
| エンジンオイル(0.9L) | 新しいオイル | おすすめは↑のオイル比較を参照 |
| ドレンワッシャー | ドレンボルトのシール | 毎回交換が基本。数十円なのでまとめ買い推奨 |
オイルは上の「オススメエンジンオイル」で紹介した銘柄から選べばOKです。ドレンワッシャーは数十円なので、まとめ買いしておくと毎回交換できて安心です。
あると便利なもの
| 道具 | 用途 | 備考 |
|---|---|---|
| 廃オイル処理箱 | 抜いたオイルの処分 | レジ袋2枚+トイレットペーパー2ロールで自作も可 |
| ゴム手袋 | 手の汚れ・ヤケド防止 | オイルは肌荒れの原因にもなる |
| ウエス or ペーパータオル | こぼれたオイルの拭き取り | 多めに用意しておくと安心 |
| 段ボール or 新聞紙 | 地面の汚れ防止 | 作業スペースの下に敷いておく |
トルクレンチを除けば5,000円以下で揃えられます。
工具は一度買えばずっと使えるので、2回目以降はオイル代+ワッシャー代だけで済みます。
交換手順

- ドレンボルトを外す
- エンジンオイルを抜き取る
- ドレンボルトを締める
- 新しいエンジンオイルを入れる
- アイドリングを行う
作業時間:約10分
初心者でも簡単にできる作業なので、ぜひ真似してみてください。それでは詳しく解説していきます。
1.ドレンボルトを外す
まずは車体の下を覗き、ドレンボルトを外します。

ドレンボルトを見つけたら、レンチで緩めていきます。

少し緩めたら手で回すと早く外せます。

あとはドレンボルトが抜けるまで回します。
勢いよくオイルが出てきますので、そこだけ注意してください!
2.オイルを抜き取る
ドレンボルトを抜くとオイルが勢いよく出てきます。
抜けきるまでしばらく待ちましょう。

グロムはオイル量が0.9ℓと少ないので、廃オイル箱は自作でも対応できます。
レジ袋(2枚)とトイレットペーパー(2ロール)で簡単に作れます。
レジ袋を2重にしておくと、破れによる漏れのリスクを減らせます。
数百円の節約術ですが、大容量サイズの処理箱を買って複数回使う方法もおすすめです。
3.ドレンボルトを締める
オイルが垂れなくなったら、ドレンボルトを手で限界まで締めます。

手で締めたら、工具で本締めをします。
締め付けトルクは純正で「24Nm」です。トルクレンチを使うとネジ山の潰れを防げます。

本締めが終わったら、新しいオイルを入れる作業に移ります。
4.新しいオイルを入れる
新しいオイルを入れます。
4ℓでまとめ買いをして0.9ℓごとに小分けして使うと、コストを抑えられます。

オイルゲージで量が適正内か確認します。

問題なければ、最後にアイドリングを行います。
5.アイドリングを行う
アイドリングを行い、オイル漏れなどの異常がないかチェックします。
1〜3分ほど放置して問題がなければ、作業は完了です。
「オイル量の正しい確認方法」や「上抜きと下抜きどっちがいいの?」という疑問は、以下で詳しく解説しています!
よくある質問
Q1.グロムのオイル交換時期はどれくらい?
走行3,000kmごと、または半年に1回が目安です。距離が伸びていなくてもオイルは時間で劣化するので、乗る頻度が少ない方でも半年に1回は交換しておくと安心です。
Q2.グロムのエンジンオイルでおすすめの粘度は?
街乗りオールシーズンなら10W-40が扱いやすく定番です。フィーリングの滑らかさを重視するなら10W-30の化学合成油、低温始動や回り方の軽さを求めるなら0W-30のRACING(G4)という選び方になります。
Q3.オイルはどれくらいの量を入れればいい?
グロムは全モデル(JC61 / JC75 / JC92)で0.9ℓです。入れすぎると不具合の原因になるので、オイルゲージで適正範囲を確認しながら入れてください。
Q4.オイル交換は自分でやるべき?お店に頼むべき?
グロムはオイル量が少なく構造もシンプルなので、初心者でも10分ほどで作業できます。工具を一度揃えれば2回目以降はオイル代だけで済むため、コスト面でも自分でやるメリットは大きいです。ただし不安がある場合や工具を揃えたくない場合は、ショップに依頼するのが確実です。
Q5.車用のエンジンオイルは使える?
基本的にNGです。バイク(湿式クラッチ)に車用オイルを使うとクラッチ滑りの原因になります。詳しくは以下で解説しています。
まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。
今回はメンテナンスの基本となる、グロムのオイル交換を紹介しました。
記事を見てもらえると分かる通り、オイル交換は簡単にできる作業です。交換時期は3,000kmまたは半年に1回、オイル量は0.9ℓ、締め付けは24Nmだけ押さえておけば大丈夫です。
オイル選びに迷ったら、まずは街乗りに扱いやすい10W-40のSPORTS(旧ウルトラG2)から始めてみてください。
ぜひチャレンジしてみてください!
>【グロム】意外と気づかないオイル滲みスポット集
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