今回は「バイクの押し掛けのやり方」についてご紹介いたします!
皆さんは押し掛けの経験はありますでしょうか?
バッテリーが上がった、セルモーターが壊れた時でもエンジンを掛けることが出来る最終手段です。
比較的簡単に押し掛けは出来ますが、注意しないと転倒するリスクがあります。
なので「押し掛けの際の注意点」を解説しようと思います!
それでは、どうぞ!
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バイクの押し掛けとは
そもそも「押し掛け」って何と思った方にザックリ説明すると。
セルモーターの代わりに人手で車体を押して、エンジンをクランキングさせる方法の事を「押し掛け」と言います。
本来はセルモーターが始動時のエンジンをクランキングさせる役割があるが、バッテリーが上がった際は電力が足りずセルモーターを回すことが出来なくなります。
そんな時に押し掛けをすることで、バッテリーが上がった状態でもエンジンを掛けることが可能になります。
バイクの押し掛けの注意点
押し掛けの際は注意しないと車体を倒す可能性があります!
- ギアは1速ではなく、2速以上に入れる!
- クラッチを繋ぐ際は、必ず半クラッチ!
- 車体を押す場合はバイクの荷重は自分側に掛けて押す!
1速だとエンブレが強すぎて、クラッチを繋いだ時に車体の挙動が不安定になり最悪転倒する可能性があります。
押し掛けの際は必ず2速以上に入れておきましょう。
上記と同じ理由で、クラッチを繋ぐ際は半クラを使うことでエンブレが効きすぎるのを抑える効果があります。
続いて実際の押し掛けのやり方をご紹介いたします!
バイクの押し掛けのやり方
押し掛けの「やり方」を紹介いたします!
- ギアを入れる(2速以上)
- クラッチを切って車体を押す(坂道を下る)
- スピードが乗ってきたら半クラッチ
- エンジンが掛かったら、即クラッチを切る(掛からなければやり直し)
ギアを2速以上に入れた状態で、押して半クラするだけです!
詳しくご紹介いたします。
1.ギアを入れる
まずはギアを2速以上に入れます。
ギアがニュートラルだとエンジンが掛からないので、Nランプが消えているか必ずチェックしましょう!
これで車体を押す前の準備は完了となります!
2.クラッチを切って車体を押す
クラッチを切った状態で、車体を押しましょう!
重量があるバイクを押す場合は注意してください!
下り坂がおススメですが、もしエンジンが掛かりにくい車両の場合は平地で行う方が安全です。
エンジンが掛かるか分からないバイクの場合、エンジンが掛からなかったらバイクを押して坂を上らなくてはいけません。(経験済みですがマジで疲れた・・・)
下り坂ならバイクに跨るだけで押し掛けができて楽ですが、上記のようなリスクもあるので注意です!
3.スピードが乗ってきたら半クラッチ
ある程度スピードが乗ってきたら半クラッチをします!
クラッチを勢いよく繋いでしまうとリアロックするため、最悪バランスを崩して転倒する可能性があります。
必ず半クラッチで行いましょう!
4.エンジンが掛かったら即クラッチを切る
エンジンが掛かったら即クラッチを切りましょう!(エンストします!)
この時にエンジンが掛からない場合は、再度「クラッチを切って車体を押す」を行ってください。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
再度おさらいをすると
- ギアを入れる(2速以上)
- クラッチを切って車体を押す(坂道を下る)
- スピードが乗ってきたら半クラッチ
- エンジンが掛かったら、即クラッチを切る(掛からなければやり直し)
押し掛けは慣れが必要なので、是非下り坂で跨った状態で試しにやってみると練習になると思います。
15km/h程の速度でもエンジンを掛けられると思いますので、スピードの出しすぎには注意してください!
以上、ありがとうございました!
いつも見てくれてありがとうございます!
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