今回は「スーパーカブのタイヤ交換」をご紹介いたします!
カブ90での交換方法となりますが、チューブタイヤでスーパーカブなら、そこまで作業は変わらないと思います。
チューブレストとは違い組付け時に間違えると面倒くさいことになる(体験済み)ので、注意点も含めてご紹介をしたいと思います。
それでは、どうぞ!
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カブ90のタイヤ交換手順
- ホイールを車体から外す
- 虫ゴムを外す
- 古いタイヤを片側外す
- チューブを取り出す
- 古いタイヤを外す
- リムバンドを取付ける
- 新しいタイヤにビードクリームを塗る
- 新しいタイヤを片側だけ組む
- チューブを取付ける
- タイヤを組み付ける
- 虫ゴムを取付け
- 空気を入れる
- 車体へホイールを取付ける
作業時間:2時間(脱着も合わせて)
ちなみにタイヤは「ダンロップ D107 2.50 – 17(前後)」です。
フロントタイヤは「2.50 – 17」でも「2.25 – 17」どちらでも問題ありません。
■ D107 前後セット(F:2.5-17 / R:2.5-17)
![](https://k-oshiro.com/wp/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
■ D107 前後セット(F:2.25-17 / R:2.5-17)
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それでは、詳しく解説します!
1.ホイールを車体から外す
ホイールの脱着方法は以下の記事で解説していますので、詳しくはそちらを参照ください。
2.虫ゴムを外す
バルブドライバーを使い、虫ゴムを外します。
勢いよく空気が抜けるので、飛んでいかないように注意しましょう。
バルブドライバーはショートタイプをおススメします。
ホイール形状によっては当たる場合があり、ショートタイプのドライバーの方がリスクが少ないです。
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自分はKTC製のバルブドライバーを使っていますが、持ち手が太いので回しやすくておススメです。
このタイミングでチューブとホイールを固定しているナットを外してOKです。
ここまで終わったら、古いタイヤを外していきます。
3.古いタイヤを片側外す
ビードブレーカーは不要です。
足でタイヤを踏みつけ、タイヤレバーを入れるスペースを作ります。
チューブレスと比べ、非常に楽に外せます。
4.チューブを外す
片側外すとスペースが空くので、隙間から古いチューブを引き抜きます。
チューブの交換タイミングに関しては「タイヤ交換の度行う」で良いと思います。
チューブのパンクは走行不能になり、マジで面倒くさいです。
値段も安いのでケチらずに交換しましょう。
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5.古いタイヤを外す
画像のようにタイヤレバーを引っ掛けます。
素手でも引き抜けます!
硬ければ「ゴムハンマー」など使うと大抵外せます。
これで古いタイヤをホイールから外すことが出来ました。
6.リムバンドを取付ける
リムバンドを取付けます。(ビニールテープで代用可能)
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リムバンドはチューブを保護する役割があります。
下画像のように「ニップルというスポークをリムに固定する部品」が剥き出しです。
このままではチューブを傷つけ最悪パンクします。
それを保護するために「リムバンド」を間に挟むわけです。
ちなみにリムバンドもタイヤ交換の度に交換することをおススメします。
7.新しいタイヤにビードクリームを塗る
ビードクリームを新しいタイヤの内側に塗ります。(円滑油でも代用可能)
ビードクリームには「ホイールとの摩擦軽減」「エア漏れ防止」などの役割があります。
カブの場合は「摩擦軽減」の為になります。
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食器用洗剤を希釈して代用する方もいるようですが、水分量が多すぎると水が抜けず内部が錆びる可能性があるので、正直あまりオススメは出来ません。
8.新しいタイヤを片側だけ組む
外す時と逆手順で、新しいタイヤを片側だけ組み込みます。(この後チューブを入れます。)
効果あるのか不明だが、組むときは「タイヤの軽点」と「バルブの位置」を合わせて組んでいます。
9.チューブを取付ける
チューブに付属しているバルブ固定用のダブルナットの上側だけ外します。
ダブルナットになっていますが、ホイールの内側と外側で挟み込み「バルブの根本を保護する役割」があります。
バルブをホイールに差し込み、タイヤの隙間からチューブを入れ込んでいきます。
チューブがねじれないように注意しましょう。
10.タイヤを組み付ける
足で踏みつけながら、入る所までタイヤ入れていきます
入らなかった部分を「タイヤレバー」で組みます。
レバーを使って組む際に「チューブを傷つけないように注意」しましょう!
自分はチューブに8か所ぐらい穴を開けました・・・(笑)
穴が開いてもパンク修理用のパッチである程度は直せますが、あまりにもパンク箇所が多い場合、チューブの買い替えを検討した方がいいです。
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11.虫ゴムを取付け
虫ゴムは以下のようなパーツです。(基本は毎回交換)
12.空気を入れる
最後に空気を入れ「空気漏れが無いか」チェックをします。
空気圧は「前輪:2.00kgf/c㎡」「後輪:2.25kgf/c㎡」が規定値となっています。
もれが無ければタイヤ交換作業は完了となります。
12.車体への取付け
車体へ取り付けて、テスト走行を行い問題なければ作業完了となります!
- ネジ類の締め忘れが無いかチェック
- ブレーキが効くかチェック
外すついでにブレーキ周りも確認
ブレーキシューなどタイヤを外すついでに残量チェックしておきましょう
とくに後輪は脱着が大変なので、タイヤ交換のついでにパッド交換も一緒に行うといいかもしれません。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
チューブタイヤの交換ですが、作業難易度は高くないと思います。
他のバイクでも言えることですが、車体の脱着が大変なのと、数年に1度程度であればバイク屋に任せるのも全然アリだと思いました。
以上、ありがとうございました!
■ D107 前後セット(F:2.5-17 / R:2.5-17)
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■ D107 前後セット(F:2.25-17 / R:2.5-17)
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■その他パーツ
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