今回は「バイクから聞こえる異音の原因と対処法」についてご紹介いたします!
- バイクから変な音がするけど、何が原因かわからない
- すぐにショップに持ち込むべきか、自分で対処できるのか判断に迷う
- 音の種類ごとに危険度を知りたい
バイクに乗っていると「あれ、なんか変な音がする・・・」と感じる瞬間、ありますよね。
実は僕も過去に何度も異音に悩まされてきました。
結果的にはタペット音で、バルブクリアランスの調整で直ったのですが、最初は「エンジン壊れた?」とかなり不安でした。
異音は放置すると大きなトラブルにつながることもあります。
この記事では、音の種類ごとに原因と対処法をまとめたので、参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 異音の種類別に原因と対処法がわかる(全7パターン)
- 異音ごとの危険度レベルがわかる
- 「すぐショップへ行くべきか」「自分で対処できるか」の判断基準がわかる
- 部位別(エンジン・チェーン・ブレーキ・排気系)の異音チェック方法がわかる
それでは詳しく解説します!
【結論】バイクの異音は「音の種類」と「発生条件」で原因を絞れる

まず結論から言うと、バイクの異音は「どんな音か」と「いつ鳴るか」を組み合わせれば、かなり原因を絞り込めます。
- カチカチ・カタカタ → エンジン内部やバルブ周りの可能性が高い
- ガラガラ → チェーンやカムチェーンの劣化を疑う
- シャー・ジャー → ベアリングやブレーキの引きずりが多い
- キーキー → ブレーキパッドの摩耗やディスクとの相性
- カタカタ・ビビリ音 → カウルやミラーなど外装の緩み
- パンパン・バリバリ → 排気系のトラブルや混合気の異常
- ウィーン・ヒューン → 電装系やベアリングの異常
以下、音の種類ごとに詳しく解説していきます。
危険度レベル一覧表
まずは異音ごとの危険度を一覧にしました。
自分のバイクから聞こえている音がどのレベルか、確認してみてください。
| 音の種類 | 主な原因 | 危険度 | 対応の目安 |
|---|---|---|---|
| カチカチ(エンジン) | タペット音・バルブクリアランス | 中 | 早めにショップで点検 |
| ガラガラ(走行中) | チェーンの伸び・たるみ | 中 | 自分で調整可能 |
| ガラガラ(エンジン内部) | カムチェーンテンショナーの劣化 | 高 | すぐショップへ |
| シャー・ジャー(回転時) | ベアリング劣化・ブレーキ引きずり | 高 | すぐショップへ |
| キーキー(ブレーキ時) | パッド摩耗・ディスク汚れ | 低〜中 | パッド残量を確認 |
| カタカタ(振動時) | カウル・ミラー等の緩み | 低 | 自分で増し締め |
| パンパン(アクセルオフ) | アフターファイヤー・排気漏れ | 中 | 原因により判断 |
| ウィーン(常時) | ベアリング・電装系 | 中〜高 | 早めに点検 |
危険度「高」の異音が出ている場合は、走行を控えてショップに相談してください。
異音の原因を自分で切り分ける方法
「音がするけど、どこから聞こえているかわからない」という場合、以下の手順で切り分けてみてください。
- 停車中にエンジンをかけて音がするか → エンジン内部の問題
- 走行中のみ音がするか → 駆動系・足回りの問題
- ブレーキをかけたときだけ音がするか → ブレーキ周りの問題
- 特定の回転数でのみ音がするか → 共振や特定部品の問題
- 振動で音がするか → 外装の緩み
どのタイミングで、どの辺りから音がするかをメモしておくと、ショップに持ち込んだときにメカニックの方に伝えやすくなります。
「右側から」「アクセルを開けたときだけ」「冷間時のみ」など、できるだけ具体的に記録しておくのがコツです。
エンジン・駆動系の異音(カチカチ・ガラガラ)

カチカチ音 ─ タペット音やバルブクリアランス
原因
エンジンからカチカチと聞こえる場合、最も多いのはタペット音です。
タペット音とは、バルブとカムシャフトの隙間(バルブクリアランス)が広がって打音が出ている状態のこと。
僕のバリオスでも走行3万kmくらいでこの症状が出ました。
冷間時に特に音が大きくて、暖まると少し静かになるのが特徴でした。
対処法
- 冷間時のみで暖まると消える → 経過観察でOK(ただし拡大傾向なら点検)
- 常時カチカチ鳴る → バルブクリアランスの調整が必要
- 打音が大きい・金属がぶつかるような音 → すぐショップへ
バルブクリアランスの調整はシックネスゲージとサービスマニュアルがあれば自分でもできますが、エンジンの構造を理解している必要があります。
不安なら無理せずショップに任せましょう。
ガラガラ音 ─ チェーンやカムチェーン
チェーンが原因の場合
走行中に「ガラガラ」と鳴る場合、真っ先に疑うべきはチェーンです。
特にアクセルのオン・オフで音が変わるなら、ほぼチェーンが原因と考えていいでしょう。
僕のグロムでも通勤で使っているとチェーンの伸びが早くて、3,000kmくらいで調整が必要になることがあります。
対処法(チェーン)
- チェーンのたるみを確認する(車種ごとに規定値あり。グロムは25〜35mm)
- たるみが規定値を超えていたらチェーン調整をする
- チェーンが錆びている・硬くなっている場合は交換を検討
- 注油不足なら清掃・注油で改善することもある
チェーンの調整や注油は基本的な整備なので、自分でも対応できます。
カムチェーンが原因の場合
エンジン内部から「ガラガラ」「ジャラジャラ」と聞こえる場合は、カムチェーンテンショナーの劣化が疑われます。
カムチェーンとは、クランクシャフトとカムシャフトをつなぐチェーンのこと。
こちらはエンジン内部の部品なので、自分での対処は難しいです。
放置するとエンジンに深刻なダメージを与えるので、早めにショップに相談してください。
ブレーキ・足回りの異音(シャー・キーキー)

シャー・ジャー音 ─ ベアリングやブレーキの引きずり
走行中に「シャー」とか「ジャー」という連続した音が聞こえる場合、回転部品のトラブルを疑います。
ベアリングの劣化
ホイールベアリングやステムベアリングが劣化すると、回転時にシャーという音が出ます。
ホイールを持ち上げて手で回したとき、ゴリゴリとした感触があればベアリングの交換時期です。
ブレーキの引きずり
ブレーキキャリパーのピストンが固着して、パッドがディスクに常時接触していると「シャー」という音が出ます。
走行後にディスクを触って異常に熱いなら、引きずりの可能性が高いです(触るときは火傷に注意)。
対処法
- ホイールベアリングの異常 → ショップでベアリング交換
- ブレーキの引きずり → キャリパー清掃・ピストン揉み出しで改善することもある
- 走行に支障が出るレベルなら走行を控えてショップへ
キーキー音 ─ ブレーキパッドの摩耗
ブレーキをかけたときに「キーキー」「キー」と鳴るのは、ライダーなら一度は経験があるはずです。
原因
- パッドの残量が少なくなっている(ウェアインジケーターが接触)
- パッドとディスクの相性が悪い
- ディスクに汚れや油分が付着している
- パッドの面取り(角を落とす処理)がされていない
- キャリパーの取り付けボルトの緩み
対処法
まずパッドの残量を確認してください。
残量が1mm以下なら即交換です。
パッドの残量に問題がない場合は、ディスクとパッドの清掃で改善することが多いです。
パーツクリーナーで脱脂して、パッドの角を軽くヤスリで面取りするだけでも効果があります。
外装・排気・電装系の異音(カタカタ・パンパン・ウィーン)

カタカタ・ビビリ音 ─ 外装やボルトの緩み
走行中の振動でカタカタ、ビビビと鳴る場合は、外装パーツやボルトの緩みが原因のことが多いです。
よくある原因
- カウルの取り付けクリップやボルトの緩み
- ミラーの根元が緩んでいる
- マフラーのステーやバンドの緩み
- リアキャリアやボックスの取り付けが甘い
- スクリーンの取り付けボルトが緩んでいる
対処法
基本的には増し締めで解決します。
緩んでいそうな箇所を順番にチェックしていくのが確実です。
僕のグロムでもミラーの根元がよく緩みます。
ボルト類を締めるときはトルク管理も大切です。
締めすぎるとネジ山を傷めるので、トルクレンチがあると安心です。
パンパン・バリバリ音 ─ 排気系のトラブル
アフターファイヤー
アクセルを戻したときに「パンパン」と鳴る場合、アフターファイヤーの可能性があります。
アフターファイヤーとは、未燃焼の混合気がマフラー内で燃える現象です。
僕のスーパーカブ90(キャブ車)でも、セッティングを変えたあとにパンパン鳴ったことがあります。
メインジェットの変更などで改善することが多いです。
排気漏れ
マフラーの接続部分やガスケットから排気が漏れると、「バリバリ」「パリパリ」という音がします。
排気漏れはCO濃度が上がって車検に通らなくなるだけでなく、火傷のリスクもあります。
対処法
- アフターファイヤー → 燃調の見直し(FI車はECUセッティング、キャブ車はジェット交換)
- 排気漏れ → ガスケット交換やマフラーの増し締めで対処
- マフラーに穴や亀裂がある → マフラー交換
ウィーン・ヒューン音 ─ ベアリングや電装系
走行中に「ウィーン」「ヒューン」という高めの連続音が聞こえる場合、以下の原因が考えられます。
原因
- ホイールベアリングの劣化(速度に比例して音が大きくなる)
- ジェネレーターやACGの異常
- 燃料ポンプの動作音が大きくなっている(FI車)
FI車の場合、キーをオンにしたときに「ウィーン」と燃料ポンプの作動音がするのは正常です。
ただし、以前より音が大きくなっている、異音を伴うようになった場合はポンプの劣化が疑われます。
対処法
速度に比例して音が変わるならベアリング、一定の音量ならポンプや電装系の可能性が高いです。
いずれもショップでの点検をおすすめします。
よくある質問(FAQ)
異音がするけど走行は問題ない場合、放置していい?
音の種類によります。
カウルのビビリ音のように走行に影響しないものもありますが、エンジンやブレーキの異音は放置すると悪化することがほとんどです。
「走れるから大丈夫」ではなく、早めに原因を特定することをおすすめします。
異音をスマホで録音してショップに持ち込むのはアリ?
アリです。むしろおすすめします。
異音は再現しないこともあるので、録音しておくとメカニックに伝わりやすいです。
走行中の録音は危険なので、停車中に再現できるなら停車中に録音してください。
新車なのに異音がする。これは不良品?
新車でも慣らし運転中に一時的な音が出ることはあります。
ただし、明らかに異常な音であれば初期不良の可能性もあるので、購入店に相談してください。
保証期間内であれば無償対応してもらえます。
まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました!
バイクの異音は「音の種類」と「発生条件」で原因をかなり絞り込めます。
- カチカチ → タペット音。冷間時のみなら経過観察、常時なら点検へ
- ガラガラ → チェーン調整で直ることが多い。エンジン内部からならすぐショップへ
- シャー・ジャー → ベアリングやブレーキの引きずり。走行に支障があるなら即点検
- キーキー → ブレーキパッドの残量確認が最優先
- カタカタ → 外装やボルトの増し締めで解決することが多い
- パンパン → 燃調の問題か排気漏れ。原因に応じて対処
- ウィーン → ベアリングか電装系。ショップで点検が安心
大切なのは「異音が出たら放置しないこと」です。
早めに気づいて対処すれば、修理費も安く済みますし、大きなトラブルを防げます。
判断に迷ったらショップに相談する。これもライダーとして大切なスキルですよ。
以上、ありがとうございました!
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