今回は「MT車のニュートラルの位置」について調べてみたのでご紹介いたします!
「なんでニュートラルって1速と2速の間にあるんだろう?」「スーパーカブのように1速の前にニュートラルでもいいのでは?」と疑問に感じました。
ただ調べてみると様々な理由がありました。
そこで今回は「なぜニュートラルの位置は1速と2速の間にあるのか?」についてご紹介いたします!
それではどうぞ!
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シフトチェンジには「ロータリー式」「リターン式」がある
バイクのシフト操作には「ロータリー式」と「リターン式」があります。
ロータリー式
「N・1・2・3・4 」の配置
スーパーカブなどに採用されており「小排気量」「発進・停車が多い」などの場合は、リターン式の方が向いています。
ロータリー式の場合、4速など最後のギアでシフトアップをするとニュートラルに戻ります(走行中はニュートラルには戻らない)
小排気量の場合、シフト操作が大型バイクに比べ多いため、4速・5速の最後のギアであっても1回踏むだけでNに戻るので非常に操作が楽です。
とくにスーパーカブのようにクラッチが付いていない場合には「4 → N → 1」と操作が少なく済むので、非常に快適です。
リターン式
「1・N・2・3・4 ・5・6」の配置
MTバイクの大半に採用されており、シフトペダルを踏めばシフトダウン、蹴り上げたらシフトアップになります。
ロータリー式とは違い、6速でシフトアップしてもニュートラルには入りません。シフトダウンを行い5→4→3速と自分で戻す必要があります。
大体このリターン式を採用しており、後ほどメリットを紹介いたしますが「安全面」「操作性」など考慮されております。
ニュートラルが1速と2速の間にある理由について
主に以下の理由があると思っています!
- 1速に入っているか判断しやすい
- 停車時にシフト操作を減らせる
- 安全性向上のため
それぞれ詳しく解説します!
1速に入っているか判断しやすい
ニュートラルが1速と2速の間にあることで、1速に入っているか判断しやすくなります。
例えば「N・1・2・3・4・5・6」の配置の場合、発進時はギアを上げて(シフトを蹴り上げて)1速にする必要があります。
慣れないライダーや、慌てている場合などは、誤って2速に入れてしまうリスクがあり、エンストしたり、車体が後ろに下がったりして、バランスを崩して転倒するリスクが出てきます。
一方「1・N・2・3・4・5・6」の配置の場合、ニュートラルからギアを落とすと、必ず1速に入ります。
そのため、発進時に誤って2速に入れてしまう可能性がなくなり、安全性が向上します。
つまり「1・N・2・3・4・5・6」の配置は、とても親切な設計と言えます。
停車時にシフト操作を減らせる
走行中からの信号待ちでシフトダウンをする際に「シフト操作の回数を減らす」ことが出来ます。
例えば5速で走行していて赤信号で停車する場合「5・4・3・2・N」で4回シフトダウンを行う必要があります。
これがもし1速よりニュートラルが前にあると「5・4・3・2・1・N」と5回のシフト操作が必要です。
なので走行中なら、1速と2速の間にニュートラルがある方がシフト操作の回数を減らすことができ、ストレス軽減、快適性を上げることが出来る訳です。
安全性向上のため
走行中の安全性向上にも役に立っており、あのギアの配置は非常に考えられています。
例えばサーキット走行やジムカーナで旋回中にニュートラルに入ったらどうでしょうか?
めちゃ怖いですよね!
もし「N・1・2・3・4・5・6」の配置だと「2→1→N」と間違えてギアを入れてしまう可能性があります。
今何速で走っているとか、気にしない人の方が多いですからね。
上記のリスクを減らすためにも、1速と2速の間にニュートラルがある方が、安全であると言えます。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
ニュートラルが1速と2速の間にある理由は以下の通りです。
- 1速に入っているか判断しやすい
- 停車時にシフト操作を減らせる
- 安全性向上のため
普段気にせず乗っている方も多いと思いますが、シフトの部分だけでもここまで考えられて作られているのはスゴイですよね!
今後も気になったことは記事にする予定なので、是非よろしくお願いいたします!
以上、ありがとうございました!
いつも見てくれてありがとうございます!
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