今回は「バイクのキルスイッチ」についてご紹介いたします!
実際「何のために付いてるの?」と思っている人は少なくないハズ!
- キルスイッチの役割を知りたい方
- キルスイッチが必要な時の参考例が知りたい方
バイク乗りなら1度は「エンジンが掛からないと思ったらキルスイッチがONになっていた」などの苦い経験をしたことがある人も多いと思います。
ただ実はいざという時「キルスイッチ」は非常に重要なパーツです。
そこで今回は以下について詳しくご紹介をしたいと思います。
- キルスイッチをONにするとエンジンがなぜ止まるのか
- キルスイッチってどういう時に使うのか
役割を理解することで緊急時に役に立つかもしれません。
それでは詳しくご紹介いたします!
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キルスイッチの仕組みについて
まずキルスイッチはエンジンを緊急停止させることが出来るスイッチの事で原付など一部車両を除き、ほぼ全ての車両に標準装備されています。
「エンジンストップスイッチ」とも呼ばれています。
キルスイッチをONにするとイグニッションコイルなど点火系パーツへの電力供給を停止することで、エンジンを強制停止させることが出来ます。(点火が出来なくなりますからね)
キルスイッチを使用したらエンジン大丈夫なの?
と思うかもしれないが、全く問題ありません。
キルスイッチでエンジンを切るのは、バイクの鍵で切るのと全く同じです。
ちなみに走行中に使ってもタイヤがロックするなどは無く、エンブレみたいになるだけです。
あくまで緊急用として用意されているの事から、日常使いはしないようにしましょう。
キルスイッチが必要な状況
キルスイッチが必要になる状況は以下の以下のような時です。
- 転倒後にエンジンが掛かっている場合
- アクセルを受け付けなくなった時
詳しく紹介を致します!
転倒後にエンジンが掛かっている場合
事故やスリップで転倒した時にバイクのエンジンが停止しないケース。
右転倒時で滑走し、ガードレールに挟まったりすると最悪アクセルが開いたままの状態になります。
そうなると車体が勝手に暴れるなどして2次被害にも繋がり大変危険です。
タイヤとチェーンに巻き込まれたら危ないですからね。
また暴れている車両だとバイクの鍵からエンジン停止は難しいが、キルスイッチの場合ハンドルにスイッチがあることから簡単にエンジン停止を行うことが出来ます。
アクセル操作を受け付けなくなった時
アクセルワイヤーが切れた、アクセルワイヤーの凍結でアクセル操作を受け付けなくなるケース。
実はバイクのアクセルワイヤーは2本(引き側・戻し側)あります。
これは冬場にワイヤー内の水分が凍結し、自然にスロットルが戻らない場合に強制的に開閉が出来るようにするためです。万が一凍っても戻り側のワイヤーでスロットルバルブを閉じられる設計です。
ただ戻り側のワイヤーが切れた状態で凍結すると最悪アクセル操作が出来なくなります。
そのような緊急事態の時にキルスイッチで強制停止する必要が出てきます。
滅多に起きることは無いが0ではありません。
いざという時にキルスイッチは必要になります。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
今回の重要な点をまとめると以下の通りです。
- キルスイッチは緊急時のエンジン強制停止スイッチである
- 使用してもエンジンが壊れるなどの心配はない
- 転倒時やスロットルが戻らない場合に使用する
キルスイッチは邪魔だなと思うかもしれないが、緊急時に必要なスイッチであると分かってもらえたと思います。
使う機会は滅多にないが覚えておいて損は無いと思います!
以上、ありがとうございました!