今回は「バイクの燃費を良くする方法とNG習慣」についてご紹介いたします!
- 最近バイクの燃費が悪くなった気がする
- 燃費を良くする走り方を具体的に知りたい
- 自分の習慣が燃費に悪影響を与えていないか確認したい
- メンテナンスで燃費がどれくらい改善するのか知りたい
こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、燃費改善の具体的なテクニックからNG習慣まで、まるっと解説していきます!
この記事でわかること
- 燃費が良くなる走り方のコツ
- 知らずにやっている燃費悪化のNG習慣
- メンテナンスによる燃費改善の方法
- パーツ交換(ハイパーバルブ等)による燃費改善
- 燃費の計算方法と排気量別の目安
- 燃料添加剤の実際の効果
- 今すぐやるべき燃費改善チェックリスト
それでは詳しく解説していきましょう!
【結論】走り方とメンテナンスで燃費は大きく変わる
- 「急」のつく操作をやめるだけで、体感で数%〜十数%程度の燃費改善が見込める
- タイヤ空気圧やチェーンの管理で燃費の悪化を防げる
- ハイパーバルブなどエンジン負荷を減らすパーツも、フィーリング改善を通じて燃費に好影響がある場合がある
- 空ぶかしや長時間アイドリングはガソリンの無駄遣い
バイクの燃費は、乗り方ひとつで大きく変わります。高い燃費グッズを買う前に、まずは日々の走り方を見直してみるのが一番コスパが良い方法です。
参考までに、僕のグロム(JC75)での改善前後の実データを載せておきます。
| 条件 | 改善前 | 改善後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 市街地通勤(片道10km) | 50km/L | 55km/L | +5km/L |
| 冬場の通勤 | 47km/L | 51km/L | +4km/L |
やったことは「急加速をやめる」「空気圧を月1チェック」「チェーン注油」の3つだけです。
以下、くわしく解説していきますね。
燃費を良くする走り方

ここからは、燃費を良くするための具体的な走り方を紹介します。
どれもすぐに実践できるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
バイクの燃費を良くする走り方① 急加速をしない
燃費に一番影響するのが「加速の仕方」です。
信号が青に変わったとき、一気にアクセルを開けていませんか。急加速は大量のガソリンを消費します。アクセルをじわっと開けて、ゆっくり加速するだけで燃費は確実に改善しますよ。
僕もグロムで片道10kmほどの通勤(信号多めの市街地)をしていますが、乗り始めた頃はつい加速でアクセルを大きく開けてしまっていました。
意識してゆっくり加速するようにしたら、街乗り燃費が50km/Lから55km/Lに伸びました。
バイクの燃費を良くする走り方② 一定速度で巡航する
速度の上下が大きいほど、燃費は悪化します。
加速と減速を繰り返すたびにガソリンを余分に消費するからです。信号の少ない道では、なるべく一定速度を保って走るのがポイントになります。
「前の車との車間距離を広めにとる」のも有効な方法です。車間が狭いと、前の車のブレーキに合わせて減速と加速を繰り返すことになりますからね。
バイクの燃費を良くする走り方③ 適切なギアを選ぶ
低いギアのまま引っぱって走るのは燃費に悪影響です。
僕のグロムの場合は、4速に入れて5,000rpm前後で巡航するのが燃費の伸びるポイントでした。ただし最適な回転数は車種・ギア比・体重・道路状況で変わるので、あくまで一例として参考にしてください。
また、燃費を意識するあまり低すぎるギアで走ると、加速が鈍って交通の流れを乱す原因になります。安全に走れる範囲で燃費を意識するのが大前提ですよ。
バイクの燃費を良くする走り方④ エンジンブレーキを活用する
前方の信号が赤に変わったら、早めにアクセルを戻しましょう。
ブレーキだけで減速するよりも、エンジンブレーキを活用したほうが燃費は良くなります。
ただし、エンジンブレーキだけではブレーキランプが点灯しないため、後続車に減速が伝わりません。
軽くブレーキレバーに指をかけてランプを点灯させるか、ブレーキを軽く併用して減速を知らせましょう。急なシフトダウンによる強すぎるエンジンブレーキも、後続車の追突リスクがあるので避けてください。
バイクの燃費を良くする走り方⑤ 暖機運転は適切な時間にする
FI車の暖機は、長時間行う必要がありません。
走りながら暖機するのが一番効率的な方法になります。最初の数分は急加速を避けてゆっくり走れば、エンジンにも優しく燃費にも良いでしょう。
燃費を悪化させるNG習慣

次に、知らずにやってしまいがちなNG習慣を紹介します。
心当たりがある方は、今日から意識してみてくださいね。
空ぶかし
信号待ちでブンブン空ぶかしをする方がたまにいます。
かっこいいと思ってやっている方もいるかもしれませんが、燃費の面ではただの無駄遣いです。僕も昔やっていた時期がありましたが、意味がないと気づいてからはやめました。
不要な長時間アイドリング
コンビニに立ち寄るとき、エンジンをかけっぱなしにしていませんか。
アイドリング中もガソリンは消費されています。排気量にもよりますが、小排気量バイクで1時間あたり0.2〜0.5L程度、中〜大排気量で0.5〜1.0L程度が目安です。
数分以上停車するなら、エンジンを切るほうが燃費には有利です。ただし、頻繁なエンジンのオン・オフはセルモーターやバッテリーに負担がかかるので、停車時間に応じて判断してください。
なお、エンジンをかけたまま離れるのは盗難リスクがありますし、空冷車は走行風がないとオーバーヒートの原因にもなります。周囲への騒音・排ガスも含め、アイドリングは必要最小限にしておきましょう。
タイヤの空気圧を放置する
タイヤの空気圧チェックを怠っている方、意外と多いのではないでしょうか。
一般的に、空気圧が適正値より大きく下がると燃費が数%悪化するとされています(自動車では20%低下で約5%悪化というデータがあり、バイクでも傾向は同様です)。
月に1回はチェックする習慣をつけましょう。ガソリンスタンドで無料でチェックできますし、給油のついでに確認するのがおすすめですよ。
荷物の積みすぎ
リアボックスやサイドバッグに荷物を満載していませんか。
車体が重くなるほど、加速時のガソリン消費量は増えます。特にストップ&ゴーの多い街乗りでは影響が大きいです。
使わない荷物はこまめに降ろす習慣をつけると、燃費改善に効果があります。大きなリアボックス自体も風の抵抗を増やすので、不要なときは外しておくのが理想的です。
メンテナンスで燃費を改善する

走り方と同じくらい大切なのが、日頃のメンテナンスです。
放置しているだけで燃費がジワジワ悪化していくポイントを押さえておきましょう。
エアフィルターの清掃と交換
エアフィルターが汚れると、エンジンに十分な空気が送られなくなります。
スポンジタイプのフィルターなら、洗浄して再利用できるものもあります。
チェーンの張り調整と注油
チェーンが伸びたまま放置すると、駆動ロスが増えて燃費に影響します。
一般的には20〜30mm程度の遊びが目安ですが、車種によって異なります。なお、「遊びが少ないほど良い」と張りすぎるのは逆効果で、スプロケットやベアリングに過大な負荷がかかり故障の原因になります。必ず適正値の範囲内に調整してください。
注油も重要です。チェーンが乾いた状態で走ると、摩擦抵抗が増えて燃費が悪くなります。500〜1,000kmごと、または雨天走行後には注油するのがおすすめですよ。
エンジンオイルの定期交換
エンジンオイルが劣化すると、エンジン内部の抵抗が増えます。
僕のグロムでも、オイル交換後は体感でエンジンが軽くなるのがわかります。燃費も1〜2km/L程度良くなる印象がありますね。
タイヤの空気圧管理
先ほどNG習慣でも触れましたが、空気圧の管理は燃費改善の基本中の基本です。
適正値は車種ごとに決まっており、チェーンカバーやスイングアーム付近のステッカーに記載されています。迷ったらサービスマニュアルを確認するか、バイクショップで相談してくださいね。
パーツ交換で燃費を改善する

走り方やメンテナンスに加えて、エンジン負荷を減らすパーツの導入で燃費に好影響が出る場合もあります。
ただし、パーツ交換は走り方やメンテナンスほど確実な効果は期待できないため、優先度は低めです。
ハイパーバルブ(クランクケース内圧コントロールバルブ)
エンジンのブローバイホースに取り付けるだけで、クランクケース内の圧力を適正に制御するパーツです。
僕のグロムにも取り付けていますが、体感としてはアクセルレスポンスが軽くなり、エンジンブレーキのガツンとした効きが穏やかになりました。
ただし、燃費への直接的な効果は正直わかりにくいです。
フィーリングが良くなることでアクセル開度が自然と小さくなり、結果的に燃費に好影響が出ている可能性はあります。
- 取り付けはブローバイホースをカットして挟むだけ(約5分)
- 価格は5,000円前後
- 主な効果はフィーリング改善(レスポンス向上、エンジンブレーキ緩和)で、燃費への影響は間接的・個体差あり
燃費の計算方法(満タン法)

自分のバイクの燃費を把握するには「満タン法」が手軽です。満タンにしてトリップメーターをリセットし、次の給油時に「走行距離 ÷ 給油量」で計算します。
毎回同じスタンドで給油し、3〜5回分の平均を取ると精度が上がります。継ぎ足し給油は誤差が大きくなるので避けましょう。
排気量別の燃費目安

バイクの排気量別に、おおよその燃費目安をまとめました。
自分のバイクの燃費が平均的かどうか確認する参考にしてください。
| 排気量 | 代表車種 | カタログ燃費(WMTCモード) | 実燃費の目安 |
|---|---|---|---|
| 50cc | スーパーカブ50 | 105.0km/L | 60〜80km/L |
| 125cc | グロム(JC92) | 63.5km/L | 50〜55km/L |
| 250cc | Ninja250 | 27.7km/L | 25〜28km/L |
| 400cc | Ninja400 | 25.7km/L | 24〜27km/L |
※WMTCモードは定められた走行パターンで計測した値であり、実際の走行条件とは異なります。
実燃費は街乗りとツーリングを含む一般的な使用環境での目安です。
僕のグロム(JC75)の場合、信号の多い市街地通勤(片道10km程度)でおとなしく走れば55km/L近く、朝の時間帯に元気よく走ると50km/L前後になります。
カタログ値の63.5km/Lにはなかなか届きませんが、十分すぎる燃費性能だと感じていますよ。
ガソリン代を含めたグロムの維持費が気になる方は、こちらの記事もどうぞ。
燃料添加剤は効果があるのか
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「フューエルワンを入れたら燃費が良くなった」という声を聞いたことがある方もいるかもしれません。
実際のところはどうなのでしょうか。
走行距離が多い車両やアイドリングが不安定な車両では効果を実感しやすいですが、新車や低走行車では変化を感じにくいでしょう。
特に最近のFI車はキャブ車に比べて燃焼効率が良く、カーボンが溜まりにくい傾向があるため、添加剤の恩恵を受けにくいケースも多いです。
添加剤はあくまで「プラスアルファ」として考え、走り方とメンテナンスの見直しを優先してください。
燃料添加剤を使用する際は、必ず製品の使用方法と適合車種を確認してください。規定量以上を入れると逆効果になる場合があります。
よくある質問(FAQ)
Q. ハイオクを入れると燃費は良くなる?
レギュラー指定のバイクにハイオクを入れても、燃費はほぼ変わりません。
ハイオクはオクタン価が高く、異常燃焼(ノッキング)を防ぐためのガソリンです。レギュラー指定のエンジンはレギュラーに合わせて設計されているので、ハイオクを入れても燃費面でのメリットはないでしょう。
ガソリンの種類について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
Q. 冬は燃費が悪くなる?
なります。気温が低いとエンジンの暖機に時間がかかり、その間は燃料を多く消費するからです。
オイルの粘度も上がるため、エンジン内部の抵抗が増える影響もあります。僕のグロムでは、冬場は夏場と比べて5〜10%ほど燃費が落ちる実感があります。
Q. タンデム(二人乗り)で燃費はどのくらい悪化する?
車重が増える分、燃費は悪化します。車種や走行環境によりますが、体感で10%前後悪くなるケースが多いです。
特に加速時の影響が大きく、ストップ&ゴーの多い街乗りでは体感しやすいでしょう。高速巡航では差が小さくなる傾向があります。
Q. スピードを出すほど燃費は悪くなる?
ある速度を超えると、空気抵抗の影響で燃費が悪化します。
車種やギア比によって最適な速度域は異なりますが、多くのバイクでは時速60〜80km前後が燃費効率の良い巡航速度とされています。それ以上になると空気抵抗が急激に増えるため、燃費は悪化しやすくなります。
高速道路で100km/h以上出すと、下道を走るより燃費が悪くなることは珍しくありません。
Q. 燃費が急に悪くなったら何を疑う?
まずはタイヤの空気圧とエンジンオイルを確認してください。
それでも改善しない場合は、エアフィルターの汚れ、プラグの劣化、チェーンの張り不足などが原因かもしれません。原因がわからない場合は、バイクショップで点検してもらうのが確実です。
今すぐやるべき燃費改善チェックリスト

「何から手をつければいいかわからない」という方は、このリストを上から順に試してみてください。即効性の高い順に並べています。
- 【即効性S|3分】タイヤの空気圧をチェックする(給油のついでにガソスタで確認)
- 【即効性S|0分】急加速をやめて、じわっとアクセルを開ける意識をする
- 【即効性A|10分】チェーンに注油する(乾いていたら今すぐ)
- 【即効性A|5分】不要な荷物・リアボックスを降ろす
- 【即効性B|0分】信号待ちやコンビニでの無駄なアイドリングを減らす
- 【定期|30分】エンジンオイルの交換時期を確認する
- 【定期|5分】エアフィルターの状態を確認する(最後にチェックしたのはいつ?)
上の「即効性S」の2つだけでも、多くの人が燃費改善を実感できるはずです。
まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました!
バイクの燃費改善のポイントをおさらいしておきます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 走り方の改善 | 急加速をやめて一定速度で巡航する |
| NG習慣 | 空ぶかし・長時間アイドリング・空気圧放置をやめる |
| メンテナンス | 空気圧・オイル・チェーン・エアフィルターを定期管理 |
| パーツ交換 | フィーリング改善で間接的に燃費に好影響の可能性あり |
| 燃費の計測 | 満タン法で3〜5回分の平均を取る |
| 添加剤 | 過度な期待はせず、プラスアルファとして考える |
燃費を良くする方法は、特別なことではありません。「急のつく操作をしない」「メンテナンスをサボらない」、この2つだけで十分な効果が出ます。
とはいえ、燃費ばかり気にして走りの楽しさを犠牲にするのは本末転倒です。僕もグロムで通勤するときは燃費を意識しますが、週末のツーリングでは好きなように走っています。
バランスよく付き合っていくのが、バイクライフを長く楽しむコツなのかもしれませんね。
以上、ありがとうございました!
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