今回は「バイクの実燃費」についてご紹介いたします!
- バイクのカタログ燃費と実燃費がどれくらい違うのか知りたい
- セロー250やグロムなど、気になる車種の実燃費を確認したい
- 燃費の良いバイクを選ぶときの参考にしたい
- バイクの燃費を少しでも良くする方法を知りたい
こんな悩みを抱えている方は多いと思います!
そんな方向けに、「車種別の実燃費データ」や「燃費を良くするコツ」をご紹介いたします!
僕自身、グロムとスーパーカブを所有しています。「カタログ値ほど走らないな・・・」と感じた経験もあるので、実体験を交えながら解説していきます。
この記事でわかること
- カタログ燃費(WMTCモード・定地燃費)の意味と違い
- 50cc〜大型バイクまで12車種の実燃費データ
- カタログ値と実燃費の差がどれくらいあるか
- バイクの燃費を良くする具体的なコツ
- 筆者のグロム実燃費体験談
それでは詳しく解説します!
【結論】カタログ燃費の6〜8割が実燃費の目安
- 実燃費はカタログ値(WMTCモード)の6〜8割が目安になる
- 小排気量ほどカタログ値に近く、大排気量ほど差が開きやすい
- 乗り方やメンテナンス次第で燃費は大きく変わる
実際カタログ燃費なんて出ない!って方多いと思いますが、なぜなのかなども紹介します!
カタログ燃費と実燃費はなぜ違う?

バイクのカタログには、燃費に関する数値が2種類載っています。まずはこの違いを押さえておきましょう。
定地燃費値とは
定地燃費値は、平たんな舗装路を一定速度で走ったときの燃費です。
定地燃費は「理論上の最高値」くらいに考えておくのが無難です。
WMTCモード値とは
WMTCモード値は、発進・加速・減速・停止を含んだ国際基準の走行パターンで測定された燃費です。
シャシーダイナモの上で、実際の道路状況に近いパターンで走行します。測定条件は気温25度、1名乗車、メーカー指定の空気圧です。
なぜ実燃費はカタログ値より低いのか
カタログ燃費はあくまで「一定条件下での測定値」だからです。
実際の走行では、以下のような要因で燃費が悪化します。
- 信号待ちやストップ&ゴーが多い
- 渋滞での低速走行やアイドリング
- 坂道や向かい風の影響
- 気温による影響(冬場は燃費が落ちやすい)
- 荷物やタンデムによる重量増加
- タイヤの空気圧不足
特に街乗りが多い人ほど、カタログ値との差は大きくなります。
逆に、信号の少ない郊外をマイペースに走ると、カタログ値に近づくこともあります。
【排気量別】バイクの実燃費一覧表

ここからが本題です。各排気量帯の代表的な車種について、カタログ燃費と実燃費を比較します。
走行環境や運転の仕方で個人差があるため、あくまで目安としてご覧ください。
※本記事の実燃費は、街乗り〜ツーリングを含む一般的な使用環境での目安です。走行条件や個体差により前後します。
50ccクラスの実燃費
| 車種 | カタログ燃費(WMTCモード) | 実燃費の目安 | カタログ比 |
|---|---|---|---|
| スーパーカブ50 | 105.0km/L | 60〜80km/L | 約57〜76% |
| ヤマハ ジョグ | 55.0km/L | 35〜45km/L | 約63〜81% |
50ccクラスはエンジンが小さい分、燃費性能がずば抜けています。
ジョグは街乗りスクーターとして使うことが多いため、ストップ&ゴーの影響を受けやすく、35〜45km/L程度に落ち着きます。
125ccクラスの実燃費
| 車種 | カタログ燃費(WMTCモード) | 実燃費の目安 | カタログ比 |
|---|---|---|---|
| スーパーカブ110 | 67.9km/L | 56〜68km/L | 約82〜100% |
| グロム(GROM) | 67.8km/L | 50〜60km/L | 約73〜88% |
| PCX125 | 47.7km/L | 42〜48km/L | 約88〜100% |
125ccクラスは燃費と走行性能のバランスが優秀です。
グロムは回して楽しいバイクなので、つい高回転を使いがち。おとなしく走れば60km/L近くいけますが、街乗りで元気に走ると50km/L前後になります。
PCX125は通勤ユースで42〜46km/Lという声が多いです。信号の多い都市部でも安定した燃費を出せるのがスクーターの強みでしょう。
250ccクラスの実燃費
| 車種 | カタログ燃費(WMTCモード) | 実燃費の目安 | カタログ比 |
|---|---|---|---|
| セロー250 | 38.7km/L | 33〜40km/L | 約85〜100% |
| Ninja250 | 27.7km/L | 25〜28km/L | 約90〜100% |
| CBR250RR | 27.1km/L | 25〜28km/L | 約92〜100% |
250ccクラスは車種によって性格が大きく異なります。
ただし、Yahoo!知恵袋でも「セロー250で40km/Lいかない」という声があります。高速道路を110km/h巡航すると30km/L台前半まで落ちるケースもあるので、走り方による差が出やすい車種です。
Ninja250とCBR250RRは、スポーツバイクながら意外と燃費が良好。WMTCモード値と実燃費の差が小さいのが特徴です。
400ccクラスの実燃費
| 車種 | カタログ燃費(WMTCモード) | 実燃費の目安 | カタログ比 |
|---|---|---|---|
| CB400SF | 21.2km/L | 17〜22km/L | 約80〜100% |
| Ninja400 | 25.7km/L | 24〜27km/L | 約93〜100% |
400ccクラスは、パワーと燃費のバランスが求められる排気量帯です。
Ninja400は2気筒エンジンの恩恵で燃費が優秀。実燃費データ約1,000件の平均が25.7km/Lと、カタログ値に非常に近い結果が出ています。
大型クラスの実燃費
| 車種 | カタログ燃費(WMTCモード) | 実燃費の目安 | カタログ比 |
|---|---|---|---|
| CB1300SF | 16.8km/L | 14〜18km/L | 約83〜100% |
| 隼(GSX1300R) | 17.6km/L | 15〜20km/L | 約85〜100% |
大型バイクは排気量が大きい分、燃費は控えめです。
隼は1,340ccのメガスポーツですが、意外にも街乗りで15〜18km/L、高速で20km/L前後と健闘しています。良条件ならそれ以上出ることもあるようです。スズキのエンジン技術が光る部分ですね。
大型バイクの場合、「燃費が多少悪くても、そのパワーと走りを楽しむもの」と割り切っている方が多い印象です。
バイクの燃費を良くするコツ

燃費を少しでも良くしたい方向けに、具体的なコツをまとめました。
走り方を見直す
- 急発進・急加速を避ける。アクセルはじわっと開ける
- 一定速度で巡航する。速度の上下が大きいほど燃費は悪化する
- 早めにシフトアップする。低いギヤで引っぱらない
- エンジンブレーキを活用する。前方の信号を見て早めにアクセルオフ
- 無駄なアイドリングを減らす。長時間の暖機は不要
一番効果が大きいのは「急のつく操作をしない」こと。これだけで燃費が10〜20%改善するケースもあります。
メンテナンスで燃費を維持する
- タイヤの空気圧を適正に保つ。月に1回はチェック
- エンジンオイルを定期交換する。3,000〜5,000kmごとが目安
- エアフィルターの清掃・交換を忘れない
- チェーンの清掃と注油をこまめに行う
- プラグの状態を定期的に確認する
特にタイヤの空気圧は見落としがちです。空気圧が低いと転がり抵抗が増え、燃費が確実に悪化します。
レギュラー指定のバイクにハイオクを入れても、燃費はほぼ変わりません。ハイオクとレギュラーの違いについては、こちらの記事でくわしく解説しています。
【体験談】グロムの実燃費を正直にレポート

ここからは、僕が実際にグロムに乗って感じた燃費の話です。
グロムのカタログ燃費
グロムのWMTCモード燃費は67.8km/Lです。125ccバイクとしてはかなり優秀な数値ですね。
実際の燃費はどうだったか
僕のグロムの実燃費は、平均すると「52〜58km/L」くらいです。
通勤メインで使っていて、片道約25kmの道のりを毎日走っていました。信号がそこそこ多い一般道で、朝は渋滞もあります。(急な上り坂もあり!)
給油のたびに満タン法で記録しているのですが、だいたいこんな感じです。
- 街乗り中心の日: 50〜55km/L
- 郊外ツーリング: 55〜62km/L
- 冬場の通勤: 48〜52km/L
カタログ値の67.8km/Lには正直なかなか届きません。でも、50km/Lを下回ることはほとんどないので、十分に満足しています。
カタログ値に近づけるには
回さないで走ることが一番のポイントです。
ただ、グロムの楽しさは「回して走ること」にもあるので、燃費ばかり気にすると楽しさが半減します。僕は通勤では燃費を意識しつつ、週末のツーリングでは好きなように走るようにしています。
「楽しく走って50km/L以上」なら十分すぎる性能です。
ガソリン代の目安としては、レギュラーガソリン170円/Lで計算すると、1km走るのに約3円。月に500km走っても1,500円ほどです。維持費の安さはグロムの大きな魅力でしょう。
グロムの維持費についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
よくある質問(バイクの燃費FAQ)
Q. セロー250で40km/Lいかないのは普通?
走り方と環境によっては普通にあり得ます。
セロー250のWMTCモード燃費は38.7km/Lなので、街乗りで33〜38km/Lなら十分に標準的な数値です。高速道路で速度を出すと30km/L台前半まで落ちることもあります。
逆に、時速60km前後の巡航なら40km/Lを超えることも多いです。走る道と速度域によって大きく変わる車種ですね。
Q. カタログ燃費の何割くらいが実燃費?
WMTCモード値の6〜8割が目安です。
定地燃費値を基準にすると5〜6割程度になります。バイク選びの参考にするなら、必ずWMTCモード値で比較しましょう。
Q. 燃費が急に悪くなったら何を疑う?
まずはタイヤの空気圧とエンジンオイルを確認してください。
それでも改善しない場合は、エアフィルターの汚れ、プラグの劣化、チェーンの張りすぎなどが原因になっていることがあります。原因がわからない場合はショップで点検してもらうのが確実です。
Q. 冬は燃費が悪くなる?
なります。
気温が低いとエンジンの暖機に時間がかかり、燃料が余分に消費されます。オイルの粘度も上がるため、エンジンの抵抗が増えることも影響します。
僕のグロムでも、冬場は夏場と比べて5〜10%ほど燃費が落ちる感覚があります。
Q. 2気筒と4気筒で燃費は違う?
同じ排気量なら、一般的に2気筒のほうが燃費は良い傾向にあります。
400ccクラスで比較すると、2気筒のNinja400が実燃費25km/L前後なのに対し、4気筒のCB400SFは17〜22km/L程度。気筒数が多いほど機械的なフリクション(摩擦抵抗)が増えるためです。
まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました!
バイクの実燃費のポイントをおさらいしておきます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| カタログ燃費の見方 | WMTCモード値を基準にする |
| 実燃費の目安 | WMTCモード値の6〜8割 |
| 燃費が良い車種 | スーパーカブ、グロム、PCXなど小排気量車 |
| 燃費を良くするコツ | 急操作を避け、メンテナンスをきちんと行う |
| 大型バイクの燃費 | 14〜20km/L程度。パワーとのトレードオフ |
カタログ燃費は参考値であって、保証値ではありません。
でも、乗り方とメンテナンス次第で実燃費はかなり変わります。「カタログほど走らないな・・・」と感じたら、まずはタイヤの空気圧チェックから始めてみてください。
個人的には、燃費を気にしすぎるよりも「バイクを楽しむこと」が一番大事だと思っています。とはいえ、知っておいて損はない情報なので、バイク選びや日々の走行の参考にしてもらえたら嬉しいです。
以上、ありがとうございました!
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