2026年4月1日から、バイクが自転車を追い越すときのルールが大きく変わります。
- 2026年4月から自転車の追い越しルールが変わるって聞いたけど、バイクも対象なの?
- 原付二種や125ccで街乗りしてるけど、いつも自転車をギリギリで抜いてる…違反になる?
- 1.5mの間隔って狭い道だと取れない。どうすればいい?
この記事では、新ルールの正しい内容と、街乗り中心のライダーが気をつけるポイントをまとめました。
同じ目線で、実用的に解説します。
結論を先に言うと
控えめに言って、やる意味あるのか・・・?
- 2026年4月1日施行で確定。1.5m空けるか徐行が義務(バイクも対象。原付一種・原付二種・125cc・大型まで全部)
- 無理なら抜かないのが正解
- 違反は反則金+違反点数2点。刑事罰の規定もあり
日本だと自転車道のような専用レーンも無いですし、自転車に乗るなってことなのか・・・
すべにネットでは「自転車を事実上追い越せない」「渋滞の元になっている」などめっちゃ評判が悪いですよね!(笑)
自転車を追い越せず20km/hぐらいで道を走っている車がいましたね・・・
色々思うところがありますが、ご紹介いたします!
この記事でわかること
- 2026年4月1日から始まる自転車追い越し新ルールの正しい内容
- バイク(原付一種・原付二種・125cc・大型)が対象かどうか
- 違反になるNGケースと罰則(反則金・違反点数・刑事罰)
- 1.5mが取れない狭い道での正しい対処法
- グロムやカブで街乗りするときの実践ポイント
新ルールの内容:何がどう変わった?

改正のポイントを整理します。
改正されたのは道路交通法第18条
新設されたのは道路交通法第18条の条項です。
警察庁「自転車の交通ルール」によると、対象は「同一方向に進行している自転車等の右側を通過する場合」に限定されています。対向からすれ違う場合はこの条文の直接の対象外です。
「十分な間隔」の目安は1m〜1.5m
警察庁のガイドラインでは、「十分な間隔」の運用上の目安は次のように整理されています。
- 自転車側が後方の車(バイク)を認識している場合:1m以上
- 自転車側が後方の車(バイク)を認識していない場合:1.5m以上
街乗りで自転車が後ろを見ているかどうかを判別するのは難しいので、基本は1.5m以上を目安にするのが安全です。JAF Mate Onlineの解説でも、運用上の目安として1.5mが繰り返し示されています。
ただし条文に「1.5m」と書かれているわけではありません。
あくまで運用上の目安です。子どもや高齢者、ふらつきがある場合はもっと広く取るべきです。
間隔が取れないときは徐行が必須
1.5mが取れないときは「十分な減速」が求められます。
ここで言う「徐行」は法律上、直ちに停止できる速度を指します。
- 法律上の徐行:直ちに停止できる速度
- 目安:時速10km前後まで落とす
- 「自転車より少し速い程度」では徐行と認められないリスクがある
「自転車の速度+数km/h」のような曖昧な減速では足りません。本当に止まれる速度まで落とす意識が必要です。
1.5mってどれくらい?視覚的イメージ
図では説明しづらいので、身近な物で比較します。
- 大人が腕を広げた幅 ≒ 約1.7m
- バイク1台分の車幅 ≒ 約0.7〜0.8m
- 自転車のハンドル幅 ≒ 約0.6m
- → 自転車の真横に、もう1台バイクが置ける程度の余裕
これでイメージできたでしょうか。想像以上に広い間隔です。
車で追い越そうとすると、対向車の半分ぐらいはみ出る感じになりそうですね・・・
「自動車等」にバイクは含まれる?
条文上の「自動車等」は「特定小型原動機付自転車及び軽車両以外の車両」と定義されています。
- 普通自動車・軽自動車
- 大型バイク・中型バイク
- 原付二種(51cc〜125cc。グロム、カブ90(HA02)など)
- 原付一種(50cc以下)
これらはすべて対象です。125ccや原付二種、原付一種も間違いなく対象になります。
なお、カブ90(HA02)は90ccなので法律上は普通自動二輪車(小型限定)扱い=原付二種です。原付一種ではないので運転には小型限定二輪以上の免許が必要、という点もあわせて押さえておきましょう。
対象外は、特定小型原動機付自転車(一部の電動キックボード)と軽車両(自転車・リヤカーなど)です。
違反になるNGケース

どんなときに違反になるのか、具体例で整理します。群馬県警の改正道交法解説なども参考にしました。
スピードを落とさずギリギリで抜く
1.5m未満の距離で、速度もそのまま通過する行為。新ルールで最も明確にアウトです。
自転車が少しふらついただけで接触する距離は危険すぎます。
対向車がいるのに無理に追い越し
対向車を避けながら自転車の横を抜こうとすると、どうしても自転車との間隔が詰まります。対向車に気を取られて自転車のふらつきに対応できず、事故リスクが跳ね上がります。
1.5m未満なのに減速もしない
新ルールは「間隔」か「徐行」のどちらかが必須です。どちらも満たさない通過は違反になります。「狭いからしょうがない」は通りません。
自転車の挙動を読まずに加速して抜く
自転車は段差・排水溝・風で不意にふらつきます。予備動作を読まずに急加速で抜くと、ふくらんだ瞬間に接触します。
横断歩道近くで追い越し
横断歩道の手前や直後は、そもそも追い越し・追い抜き自体が禁止または制限される場面が多い場所です。新ルール以前に道交法違反になる可能性が高いので、ここは抜かない一択です。
違反した場合の罰則

罰則も整理しておきます。改正道路交通法で新たに位置づけられた違反です。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 刑事罰 | 3か月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金 |
| 違反点数 | 2点 |
| 反則金(普通車) | 7,000円 |
| 反則金(二輪) | 普通車の場合7,000円。二輪は別途警察庁の表を確認 |
| 適用場面 | 同一方向の自転車の右側を、間隔不十分かつ減速もせず通過 |
実際は反則金処理がほとんどですが、事故につながれば刑事手続きに進む可能性もあります。
自転車側にも新しい義務ができた
今回の改正は、追い越す側だけのルールではありません。
追い越される側の自転車にも、できる限り道路の左側端に寄って通行する義務が新設されました。互いに譲り合うことを前提にした改正です。
バイク側も「ちゃんと譲ってくれているか」を見つつ、譲ってくれた自転車には安全な間隔をしっかり取る、という関係性を意識したいところです。
1.5mが取れない狭い道はどうする?

街乗りライダーの最大の悩みどころです。日本の生活道路は1.5m空けたら対向車線に出てしまう幅も珍しくありません。
答えは「徐行で抜くか、抜かない」
選択肢はこの2つだけです。僕が普段意識している流れは次の通りです。
- 1.5mのスペースが取れるか目視で判断
- 取れるなら対向車・後続車を確認して普通に追い越す
- 取れないなら時速10km前後(直ちに止まれる速度)まで落として真横を抜ける
- それも危なそうなら、抜かずに後ろについて広い場所まで待つ
「自転車より少し速いだけ」では徐行とみなされない可能性があります。本気でブレーキレバーに指をかけて、いつでも止まれる速度に落とすのがポイントです。
「抜かない」は意外と忘れがちな選択ですが、5秒10秒待てば見通しの良い場所に出ることは街乗りだと本当に多いです。
対向車線にはみ出してまで抜くのはNG
1.5mを取るためにセンターラインを越えるのは別の違反になります。オレンジのセンターラインならそもそも不可。この場合は徐行か追い越し諦めの二択です。
対向車・後続車のチェックも忘れずに
後続車が詰まっている状態で急減速すると追突リスクがあります。新ルール以降は、追い越し前後の安全確認の比重がさらに上がります。
グロム・カブで街乗りする僕の実体験

毎日125cc以下で街乗りしている立場から書きます。グロム(JC75)もカブ90(HA02)もどちらも原付二種です。
グロム(JC75)の場合
グロムは車格が小さい分、自転車との間隔感覚が車とはかなり違います。「意外と1.5m取れる」と感じがちですが、これが油断ポイントです。
自転車は段差や排水溝を避けて突然ふくらみます。グロムの軽さだと倒れこまれたら一発でアウト。車のとき以上に間隔を意識します。
スーパーカブ90(HA02)の場合
カブ90はキャブ車でゆったり走るので、自転車と速度差が少ない場面が多いです。住宅街では自転車のほうが速いことさえあります。
ちなみにカブ90は90ccなので原付一種ではなく原付二種(小型限定二輪)。50ccのカブとは法的な区分が違うので、混同しないように。
なのでカブ90では「無理に抜かない」を最初から徹底。次の信号や広い道までつけていくだけで、悩みの大半は消えます。
サーキット経験から思うこと
レース・サーキット経験で街乗りに役立つのは「相手のラインを予測する」感覚です。
自転車も路面状況でラインを変えます。真横ではなく、少し前から次の動きを読むクセをつけるとヒヤッとする回数が激減します。
よくある質問
Q. 125ccや原付二種も対象ですか
対象です。「自動車等」に含まれるため、原付一種(50cc)も原付二種(125cc)も中型・大型も同じ扱いです。
Q. カブ90は原付一種ですか
いいえ、カブ90(HA02)は90ccなので原付二種(普通自動二輪・小型限定)扱いです。運転には小型限定二輪以上の免許が必要で、二段階右折や30km/h制限はありません。
Q. 1.5mは条文に書いてありますか
条文には数字は書かれていません。「十分な間隔」とあり、警察庁のガイドラインで「自転車が車を認識していない場合は1.5m以上、認識している場合は1m以上」が運用上の目安として示されています。
Q. すれ違いも1.5m必要ですか
条文は「同一方向」に限定されているので、すれ違いは直接の対象外です。とはいえマナーとしては広く取るべきです。
Q. 徐行は何km/hですか
条文上は「直ちに停止できる速度」。一般に時速10km前後と説明されます。「自転車より少し速い程度」は徐行と認められないリスクがあります。
Q. 自転車側にもルールはありますか
あります。追い越されるとき「できる限り道路の左側端に寄って通行する」義務が新設されました。互いに譲り合う改正です。
結局、何を守ればいい?最後のおさらい
ポイントを再整理します。
- 基本:1.5m空けるか徐行(時速10km前後)
- 通れないなら:抜かない
- 違反時:反則金+違反点数2点(刑事罰の規定もあり)
- 心構え:安全第一、自転車との共存
まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。
2026年4月1日施行の新ルールは、「1.5m空けるか、徐行するか、抜かないか」の3択です。
| 観点 | バイク乗りが取るべき行動 |
|---|---|
| 間隔が取れる道 | 1.5m以上空けて普通に追い越す |
| 間隔が取れない道 | 徐行(時速10km前後・直ちに止まれる速度)で抜く |
| それも難しい道 | 抜かずに後ろについて広い場所まで待つ |
新ルールはバイク乗りにもメリットがあります。「無理に抜かない」判断を堂々と取れるようになったからです。
自転車側にも左端通行義務が新設され、互いに譲り合う前提の改正になっています。
現状の日本では向いてないルールですが、どうすることもできないので気を付けましょう!
以上、ありがとうございました。
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