- 勤用にバイクを買いたいけど、原付(50cc)と125cc(原付二種)どっちがいい?
- 維持費はどれくらい違うの?
「維持費が安いから」と原付を買ったものの、幹線道路で30km/h制限がストレスになり、結局125ccに買い替えた・・・という人は少なくありません。
逆に「125ccがいい」と思って買ったら、会社の駐輪場がNGだったというケースも。
この記事では、距離別のおすすめから維持費の詳細比較まで、後悔しない選び方を徹底解説します。
それではどうぞ!
【結論】距離別おすすめ早見表
先に結論をお伝えします。
- 片道5km以下:「原付でOK」(信号待ちメインで速度制限の影響が小さい)
- 片道5〜10km:「125ccがおすすめ」(幹線道路を使うなら特に)
- 片道10km以上:「125cc一択」(原付の30km/h制限がストレスになる)
迷ったら125cc(原付二種)を選んでおけば後悔しにくいです。
ただし、駐輪場の問題だけは事前に確認が必要です。
詳しく解説していきます。
それではどうぞ!
距離別ごとのオススメ!
片道5km以下:原付でも十分な理由

片道5km以下の通勤なら、原付で十分なケースが多いです。
- 信号が多く、そもそも速度を出せない区間が多い
- 住宅街や裏道メインなら30km/h制限でも困らない
- 駐輪場で「50cc以下」限定の場所でも停められる
- 普通自動車免許で乗れる(追加費用ゼロ)
原付通勤の注意点
ただし、以下のケースでは5km以下でも125ccを検討した方がいいです。
- 幹線道路や国道を通る必要がある
- 片側2車線以上の道路で二段階右折が必要な交差点が多い
- 通勤時間帯に車の流れが速い
30km/h制限の原付は、車の流れに乗れず追い越されることが多いです。毎日のことなので、ストレスに感じる人は125ccの方が精神的に楽でしょう。
片道5〜10km:125ccがおすすめな理由

この距離帯から、125ccのメリットが大きくなります。
- 幹線道路を使うことが増え、30km/h制限がネックになる
- 二段階右折が不要(125ccは右折レーンを使用)
- 車に追い越されにくくなり、精神的な余裕が出る
- 通勤時間が短縮できる(体感で5〜10分変わることも)
通勤時間の差をシミュレーション
片道8kmを例に、目安を計算してみます。
- 原付(平均20km/h想定):約24分
- 125cc(平均30km/h想定):約16分
- 差:「片道約8分、往復で約16分/日」
※上記は目安です。信号の多さや渋滞状況によって前後します。
月20日出勤で計算すると、「月に約5時間以上」の差になります。年間なら60時間以上。この時間差をどう考えるかは人それぞれですが、毎日のことなので積み重なると大きいです。
片道10km以上:125cc一択の理由

片道10kmを超えると、原付通勤は正直おすすめしません。
- 30km/h制限での長距離走行は体力的にもキツイ
- 後続車に追い越されるストレスが大きい
- 通勤時間が長くなりすぎる
- 雨の日や寒い日の負担が増す(長時間だと特に)
参考:片道15kmの場合
片道15kmになると、原付で約45分、125ccで約26分(いずれも目安)と、往復で40分近い差が出ます。
この距離だと原付通勤は体力的にも厳しくなるため、125ccが現実的な選択になります。
通勤で考慮すべき5つのポイント

維持費や速度制限以外にも、通勤ならではの判断ポイントがあります。
1. 駐輪場問題(最重要)
通勤用バイク選びで最も見落としがちなのが駐輪場問題です。
- 会社の駐輪場が「50cc以下のみ」の場合がある
- 駅前の駐輪場も「原付二種不可」の場所がある
- マンションの駐輪場が「50cc以下」限定のケースも
125ccは法律上「自動二輪車」扱いになるため、原付専用の駐輪場には停められないことがあります。購入前に必ず確認してください。
2. 雨の日の通勤
雨の日も乗るかどうかで選択が変わります。
- 雨天は電車に切り替える → 原付でもOK
- 雨でも毎日乗る → 125ccの方が安定感がある
一般的に125ccはタイヤサイズが大きく(12〜14インチが主流)、10インチタイヤの原付と比べると雨天時の安定感が上です。
また、125ccはABS(アンチロック・ブレーキ・システム)やコンビブレーキ搭載車の選択肢が多く、雨天時の安全性でも優位です。
これらは制動距離を縮める装備ではなく、操作ミスを補助するものですが、滑りやすい路面では心強い装備です。
ただし車種によって差があるため、購入時に確認しましょう。
3. 荷物の量
通勤で荷物が多い人は、スクータータイプを選ぶと便利です。
- メットインの容量を確認(125ccの方が大きい傾向)
- リアキャリアやボックスの取り付けを検討
4. 免許の有無
原付は普通自動車免許で乗れますが、125ccは「小型限定普通二輪免許」以上が必要です。
- 免許取得費用:7〜10万円程度
- 取得期間:最短2日〜(一般的には2〜4週間程度)
※教習所の混み具合や通える頻度によって期間は変わります。社会人で週末しか通えない場合は1か月以上かかることも。
「今すぐ通勤に使いたい」なら原付、「数週間待てる」なら免許を取って125cc(原付二種)という選択もあります。
5. 将来的な使い方
通勤以外にも使う予定があるかどうかも判断材料になります。
- 休日のツーリングにも使いたい → 125cc
- 純粋に通勤の足だけ → 原付でも可
- 二人乗りする可能性がある → 125cc一択
高速になりたいなどある場合は、125cc以上の車両を買うのも手です!
原付と原付二種(125cc)の維持費差は条件次第

「通勤用だから安い方がいい」と思うかもしれませんが、維持費の差は保険の選び方で大きく変わります。
- 軽自動車税:0〜400円/年の差(50cc以下:2,000円/51〜90cc:2,000円/91〜125cc:2,400円)
- 自賠責保険:同額(125cc以下は同じ料率)
- 任意保険:ファミリーバイク特約なら同額、単独加入なら1〜3万円/年の差(21歳未満はさらに高額になることも)
- ガソリン代:年間数千円の差(車種の燃費性能による)
- メンテナンス費:年間約3,000〜5,000円の差
ファミリーバイク特約を使える場合:年間約6,000〜10,000円の差(月額500〜800円程度)
単独でバイク保険に加入する場合:年間2〜4万円以上の差になることも
車を持っていてファミリーバイク特約が使えるなら、維持費の差は小さいです。車がない場合は、任意保険込みでしっかり試算してから判断しましょう。
費目別コスト比較:税金・保険・ガソリン・メンテナンス

維持費を構成する各費目を詳しく比較していきます。
軽自動車税
- 原付(50cc以下):「2,000円/年」
- 125cc(51〜125cc):「2,400円/年」
差額は「年間400円」のみ。ほとんど変わりません。
どちらも4月1日時点での所有者に課税され、5月に納付書が届きます。
自賠責保険
- 原付:「約6,910円/年」(2年契約13,820円を年換算した場合)
- 125cc:「約6,910円/年」(2年契約13,820円を年換算した場合)
自賠責保険は「125cc以下」が同じ料率のため、「まったく同額」です。
これは意外と知られていないポイントかもしれません。
※契約期間(1年・3年・4年・5年)によって年あたりの金額は変動します。長期契約ほど割安になるため、上記は2年契約時の目安としてご参考ください。
任意保険
ここが最大の差額ポイントです。
- 原付:「約7,000〜10,000円/年」(ファミリーバイク特約利用時)
- 125cc:「約15,000〜30,000円/年」(バイク保険単独加入時)
原付の場合、自動車保険の「ファミリーバイク特約」を使えば格安で加入できます。
一方、125ccでもファミリーバイク特約は使えますが、単独で保険に入る方も多いです。
単独加入の場合、年齢や等級によって保険料は大きく変わります。若い方や初めて加入する方は高めになる傾向があります。
なお、125ccでもファミリーバイク特約を使えば、原付と同じ保険料で済みます。自動車保険に加入している方は、この選択肢を検討してみてください。
【注意】ファミリーバイク特約のデメリット
ファミリーバイク特約は安い反面、以下の点に注意が必要です。
- 「車両保険」が付かない(自分のバイクの修理費用は自己負担)
- 「ロードサービス」が付かないケースが多い
- 対人・対物賠償はカバーされるが、自分のケガは「人身傷害型」を選ばないと補償されない
安さだけで選ぶと、いざという時に「思ったより補償されなかった」となることも。契約内容はしっかり確認しましょう。
【補足】単独保険で「等級」を育てるメリット
ファミリーバイク特約には「等級(無事故割引)」がありません。
何年乗っても保険料は変わらないのです。
一方、単独のバイク保険は無事故を続けると年々安くなり、ロードサービスが標準付帯するケースも多いです。
将来的に250cc以上へステップアップしたい人は、125ccの時点から単独保険で等級を育てておくと、長期的にお得になることがあります。
ガソリン代
年間走行距離3,000kmと仮定した場合の比較です(ガソリン単価は170円/Lを目安に計算。実際の価格は変動します)。
- 原付:燃費50km/L × 170円/L = 「約10,200円/年」
- 125cc:燃費40km/L × 170円/L = 「約12,750円/年」
差額は「年間約2,500円」程度です。
※上記の燃費は「スクータータイプ」の実燃費の目安です。
MTタイプやスポーツモデルは燃費が異なる場合があります。また、乗り方や道路状況によっても変わるため、あくまで参考値としてご覧ください。
メンテナンス費用
- 原付:「約10,000〜15,000円/年」
- 125cc:「約12,000〜18,000円/年」
主なメンテナンス項目は以下の通りです。
- オイル交換:年2〜3回(1回1,500〜2,500円)
- タイヤ交換:2〜3年に1回(前後で10,000〜20,000円)
- ブレーキパッド:2〜3年に1回(5,000〜10,000円)
- バッテリー交換:3〜5年に1回(3,000〜8,000円)
125ccの方がタイヤサイズが大きく、部品代も若干高い傾向にあります。
ただし、車検がないのはどちらも同じなので、維持の手間は変わりません。
リアルな年間費用シミュレーション

実際のケースを想定して、年間維持費をシミュレーションしてみましょう。
ケース1:原付(ファミリーバイク特約利用)
- 軽自動車税:2,000円
- 自賠責保険:6,910円
- 任意保険(ファミリーバイク特約):8,000円
- ガソリン代(3,000km走行):10,200円
- メンテナンス費:12,000円
- 「合計:約39,110円/年」
ケース2:125cc(ファミリーバイク特約利用)
- 軽自動車税:2,400円
- 自賠責保険:6,910円
- 任意保険(ファミリーバイク特約):8,000円
- ガソリン代(3,000km走行):12,750円
- メンテナンス費:15,000円
- 「合計:約45,060円/年」
ケース3:125cc(バイク保険単独加入・30歳以上)
- 軽自動車税:2,400円
- 自賠責保険:6,910円
- 任意保険(単独加入):20,000円
- ガソリン代(3,000km走行):12,750円
- メンテナンス費:15,000円
- 「合計:約57,060円/年」
※20代や初めての加入の場合、任意保険料は3〜4万円になることもあります。
ファミリーバイク特約を使えば、原付と125ccの差は「年間約6,000円」に収まります。
一方、125ccで単独保険に加入すると「年間約18,000円」の差になることもあります。
原付と125cc、どちらを選ぶべき?
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維持費だけでなく、用途や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
原付がおすすめな人
- 近所の買い物や通勤がメインで、長距離は乗らない
- とにかく維持費を抑えたい
- 普通自動車免許だけで乗りたい(原付は付帯)
- 駐輪スペースが限られている
125ccがおすすめな人
- 幹線道路や国道をよく使う(原付の30km/h制限がストレス)
- 二人乗りをしたい
- ある程度の距離を快適に走りたい
- 年間1万円程度の差額は許容できる
特に注目したいのは「30km/h制限」と「二段階右折」です。
安全面や快適性を考えると、125ccの優位性は大きいです。
【注意】駐輪場の扱いが異なる場合がある
マンションや駅前の駐輪場によっては、「50cc以下はOKだが、125ccは不可(または大型バイク料金)」という場所があります。
125ccを検討する際は、自宅や職場の駐輪場が「原付二種」に対応しているか事前に確認しておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 通勤で毎日乗ると燃費は悪くなる?
A. 通勤のようなストップ&ゴーが多い走行だと、カタログ燃費より悪くなります。
原付で実燃費40〜50km/L、125ccで35〜45km/L程度が目安です。それでもガソリン代は月1,000〜2,000円程度なので、車通勤より圧倒的に経済的です。
Q. 会社の駐輪場がバイク禁止なんですが・・・
A. 近隣の月極バイク駐車場を探すか、上司に相談してみましょう。
「原付なら自転車と同じ扱いでOK」という会社もあります。125ccは難しいケースが多いので、この場合は原付を選ぶ方が現実的かもしれません。
Q. 冬の通勤は辛いですか?
A. 正直、辛いです。ただし、防寒対策をしっかりすれば慣れます。
グリップヒーター、ハンドルカバー、防寒グローブ、防風ジャケットがあれば、片道15km程度なら問題なく通勤できます。電車通勤の満員電車ストレスと比べてどちらがマシかは人それぞれです。
Q. 新基準原付と125ccどっちがいい?
A. 2025年4月から「新基準原付」が登場しました。125ccベースで最高出力を制限したモデルで、普通自動車免許で乗れます。
ただし、30km/h制限や二段階右折は従来の原付と同じです。
「免許を取りたくないけど125ccの車体がほしい」人には選択肢になりますが、快適に通勤したいなら素直に免許を取って125cc(原付二種)を選ぶ方がおすすめです。
Q. 125ccは高速道路を走れますか?
A. いいえ、走れません。125cc以下は高速道路・自動車専用道路の通行が禁止されています。
高速道路を使いたい場合は、126cc以上のバイクが必要です。
Q. ファミリーバイク特約は125ccでも使えますか?
A. はい、使えます。
ファミリーバイク特約は「125cc以下の原動機付自転車」が対象なので、原付も125ccも同じ保険料で加入できます。
Q. 車検はどちらもないのですか?
A. はい、どちらも車検は不要です。
車検が必要になるのは250cc超のバイクからです。
Q. 免許は別途必要ですか?
A. 原付は普通自動車免許で乗れます。
125ccは「小型限定普通二輪免許」以上が必要です。教習所で取得する場合、費用は7〜10万円程度、期間は1週間程度です。
まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました!
通勤用バイクの選び方をまとめると、以下のようになります。
- 片道5km以下:原付でOK(ただし幹線道路を通るなら125cc)
- 片道5〜10km:125ccがおすすめ(時間差が積み重なる)
- 片道10km以上:125cc一択(原付は体力的にもキツイ)
- 駐輪場問題は購入前に必ず確認
- 維持費の差はファミリーバイク特約利用時で年間約1万円(単独保険だと差が広がる)
迷ったときの判断基準:駐輪場が125ccでもOKなら、125ccを選んでおけば後悔しにくい。駐輪場NGなら原付一択。
原付を選ぶのが合理的な人
- 片道5km以下で、幹線道路を使わない
- 会社・自宅の駐輪場が「50cc以下」限定
- 今すぐ通勤に使いたい(免許取得を待てない)
- 車を持っておらず、単独保険の維持費が気になる
- 純粋に「近所の足」として割り切れる
これらに当てはまるなら、原付は十分に合理的な選択です。無理に125ccを選ぶ必要はありません!
毎日の通勤だからこそ、自分の環境に合った選択が大切です。
是非自分の通勤スタイルに合わせて選択下さい!
以上、ありがとうございました!
いつも見てくれてありがとうございます!
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