今回は「バイクの台風・強風対策」についてご紹介いたします!
- 台風が近づいていて、バイクの駐輪が心配な方
- 風速何m/sまで走っていいのか、目安を知りたい方
- 走行中に横風であおられて怖い思いをしたことがある方
- カバーの飛ばされ対策・転倒対策を知りたい方
「風速◯m/sって、実際どれくらい危ないの?」
天気予報で風速の数字を見ても、バイクにどれくらい影響するのかはイメージしにくいですよね。
私自身、台風の風でバイクが倒れかけたことがあります。それ以来、台風予報が出たら駐輪の固定を欠かさないようになりました。
この記事では、気象庁の基準をもとにした風速別の危険度、走行中の横風対策、台風時の駐輪・保管対策、通過後の点検までまとめました。
【結論】風速10m/s超は乗らない判断を!駐輪は「固定セット」が必須
まずは結論です!
- 台風の日はバイクに乗らない(大前提)
- 台風以外の強風は、平均風速10m/s超で走行中止を検討。15m/s超は走行を避けるのがおすすめ
- 瞬間風速は平均の約1.5倍。予報の数字より強い風が吹く前提で考える
- 駐輪は「サイドスタンド+1速+左ハンドルロック」で固定する
- カバーは風飛び防止ベルトで固定。固定できないなら外す判断もあり
- 台風通過後は転倒・傷・チェーンの状態を点検してから乗る
バイクは車と違って、風の影響を直接体で受ける乗り物です。
「これくらい大丈夫だろう」が一番危ないので、数字の目安を持っておきましょう。
バイクは風速何m/sで危険?走行中止の目安と気象庁基準

天気予報の「風速」は、10分間の平均風速のことです。
バイクへの影響と合わせて、目安を表にまとめました。
| 平均風速 | 気象庁の呼び方 | バイクへの影響の目安 |
|---|---|---|
| 10m/s未満 | (通常の風) | 走行できる。突風には注意 |
| 10〜15m/s | やや強い風 | 横風で車体が流される。走行中止を検討 |
| 15〜20m/s | 強い風 | 転倒のおそれ。走行NGレベル |
| 20〜30m/s | 非常に強い風 | 立っているのも難しい。外に出ない |
| 30m/s以上 | 猛烈な風 | 屋外の行動そのものが危険 |
瞬間風速は平均の約1.5倍
予報で見る風速は、あくまで平均値です。
気象庁によると、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多いとされています。
バイクにとって怖いのは、平均風速よりもこの「突風」のほうです。構えていないタイミングで、いきなり横から押されるのが一番危険です。
参考: 気象庁「風の強さと吹き方」
走行中止の判断ライン
気象庁では風速10〜15m/sを「やや強い風」としていて、このレンジから横風の影響を受けやすくなります。
だから私の判断基準はシンプルで、予報の風速が10m/sを超えていたら乗るのをやめています。
実際、強風の日の走行で突風に車体を持っていかれ、ヒヤッとした経験があります。
体勢を立て直せたから良かったものの、あの瞬間に対向車や壁が近かったらと思うと、今でもゾッとします。
10m/s前後は「走れなくはない」レベルですが、常に修正舵を当て続けることになるので、正直まったく楽しくないですし、疲労も倍増します。
【異常時】 走行中に風が強まってきた → 無理に目的地を目指さず、コンビニや道の駅で休憩して風が弱まるのを待つのが正解です。
走行中の強風・横風対策!あおられた時の対処法
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先にはっきり書いておくと、台風当日の走行は論外です。
ここで紹介するのは、台風ではない「風が強い日」にやむを得ず走るときの対処法です。
横風にあおられやすい場所
- 橋の上・海沿い・田んぼ道などの開けた場所
- トンネルの出口
- ビルの間から風が抜ける市街地
- 大型車とすれ違う瞬間・追い越される瞬間
風は一定に吹いているより、地形や建物で「急に変わる」場所が危険です。
こうした場所の手前で「来るぞ」と身構えておくだけでも、あおられた時の対処は大きく変わります。
私が400ccのCB400SFに乗っていた頃も、大型トラックが近くを通ると車体が揺られるくらいの風圧を感じていました。
400ccでそれなので、グロムやカブのような軽いバイク・スクーターはさらに流されやすいです。車重が軽い方ほど、風には敏感になってください。
あおられた時の走り方
- ニーグリップで下半身をしっかり固定する
- 上半身とハンドルは力まず、ゆるく保つ
- 速度を落とす(ただし急ブレーキはNG)
- 車線の中で流されるスペースを残した位置を走る
ポイントは「下半身で支えて、上半身は柔らかく」です。
腕にガチガチに力が入ると、ハンドルの自然な動きを邪魔してしまい、かえってフラつきが大きくなります。
高速道路は風速15m/sが規制の目安
大前提として、高速道路の風規制は全国一律ではなく、路線や区間ごとに判断されます。「◯m/sなら必ず走れる」とは考えないでください。
そのうえで、海上区間には目安が公表されているところもあります。
- 東京湾アクアライン: 15m/s以上で速度規制、20m/s以上で通行止めが目安
- 本四高速(瀬戸大橋など): 15m/s以上で二輪車のみ通行止め
注目してほしいのは、本四高速の「二輪車のみ通行止め」です。
四輪はまだ走れる風でも、二輪だけ先に通行止めになる。これが「バイクにとっての風の怖さ」を一番わかりやすく表していると思います。
台風時の駐輪・保管対策!転倒・飛ばされを防ぐ
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転倒防止は「サイドスタンド+1速+左ハンドルロック」
台風のときは、センタースタンドよりサイドスタンドのほうが安定します。
3点で支えるうえに、車体が傾いているぶん踏ん張りが効くためです。
- サイドスタンドで駐輪する
- ギアを1速に入れる(車体が前後に動くのを防ぐ)
- ハンドルを左いっぱいに切ってロックする
- 可能なら壁際に寄せて、風を受ける面を減らす
私自身、台風の風でバイクが倒れかけたことがあります。それ以来、台風予報の日はこの固定セットを欠かさずやるようになりました。
やることは全部で1分もかかりません。それで数万円の修理代リスクを減らせるなら、やらない理由がないですよね。
また、真夏のアスファルトや砂利の上では、スタンドが沈んで転倒する原因になります。屋外保管なら、沈み込みを防ぐスタンドホルダーが1枚あると安心です。
【異常時】 すでに倒れていた → 起こす前にガソリン漏れとレバー・ミラーの破損を確認してください。
カバーは「縛る」か「外す」かを決める
カバーを掛けたままにするなら、風飛び防止ベルトでしっかり固定します。
中途半端に掛けたカバーは帆のように風を受けて、車体ごと倒される原因になってしまいます。バタつきは車体の傷にもつながります。
- ベルト・バックルでカバーの下側を締めて固定する
- ロック穴があるタイプはロックを通すと飛ばされにくい
- ロープを上からぐるぐる巻きにして、ブロックなどの重りに縛る
- 固定しきれないなら、外して屋内に保管する
ちなみに沖縄出身の私が台風の前日にやっていたのは、カバーの上からロープをぐるぐる巻きにして、ブロックなどの重りに縛り付ける方法です。
原始的に見えますが、カバーごと風に持っていかれるのを防ぐには理にかなった方法で、ロープ1本で済むのでコスパも抜群です。
「固定できないカバーは、台風の日には凶器になる」と考えておくくらいでちょうどいいです。
これからカバーを買うなら、風飛び防止ベルトが付いたタイプを選ぶと台風のたびに悩まずに済みます。
チェーンロックの「地球ロック」で固定する
柱やフェンスなどの構造物とバイクを繋ぐ「地球ロック」は、盗難対策と同時に強風対策にもなります。
車体が風で動いたり、引きずられたりするのをある程度抑えられるためです。台風対策と防犯を1本で済ませられるので、屋外保管なら持っておいて損はありません。
台風が過ぎた後のチェックポイント
台風一過、すぐに乗り出す前に次の点を確認しましょう。
- 転倒・飛来物の接触による傷、レバーやミラーの曲がり
- カバー内の湿気・水の侵入
- チェーンが水に濡れたら注油してから走る
- 海沿いは塩分が飛んでいるので、早めに洗車する
- タイヤまわりに枝や飛来物が絡んでいないか
【異常時】 転倒でレバーが曲がっていた → 無理に曲げ戻すと折れることがあります。交換かショップ相談が安全です。
よくある質問
風速7m/sでバイクは走れる?
走れます。ただし瞬間的には10m/s前後の突風が吹く可能性がある風です。
橋の上や海沿いを通るルートなら、速度を控えめにして余裕を持った運転を心がけてください。初心者の方や高速道路を使う予定がある場合は、無理をしない判断もアリです。
台風のときバイクカバーは外したほうがいい?
「固定できるかどうか」で決めるのがおすすめです。
風飛び防止ベルトやロック穴で固定できるなら掛けたまま、固定しきれないなら外すほうが安全です。バタついたカバーは車体の傷や転倒の原因になります。
屋根なし駐輪場でできる台風対策は?
「サイドスタンド+1速+左ハンドルロック」の固定セットに加えて、壁際への移動と地球ロックが効果的です。
昔ながらの方法ですが、カバーの上からロープと重りで縛る対策もよく効きます。
どうしても不安な場合は、台風の間だけレンタルガレージやバイク預かりサービスに避難させる方法もあります。
台風でバイクが倒れて壊れたら保険で直せる?
台風などの自然災害による損害は、任意保険の「車両保険」に入っていれば補償される場合があります。
ただしバイクの車両保険は加入率が低めです。また、加入していても契約内容によっては補償対象外となるケースがあります。事前に約款や代理店で確認してみてください。
任意保険の選び方は、下の記事で詳しく解説しています。
高速道路は風速何m/sで通行止めになる?
全国一律の基準はなく、路線・区間ごとに判断されます。
目安が公表されている海上区間では、東京湾アクアラインが20m/s以上で通行止め、本四高速は15m/s以上で二輪車のみ通行止めです。
まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました!
- 台風の日はバイクに乗らない(大前提)
- 台風以外の強風は、平均風速10m/s超で中止検討・15m/s超は走行を避ける
- 瞬間風速は平均の約1.5倍。予報より強い風を想定する
- あおられたらニーグリップ+上半身脱力+減速
- 駐輪は「サイドスタンド+1速+左ロック+壁際」で固定
- カバーは固定できないなら外す
- 台風通過後は点検してから乗り出す
台風は毎年必ず来ます。そして、今回紹介した対策はどれも数分でできることばかりです。
私のように「倒れかけてから本気を出す」のではなく、この記事をきっかけに台風前のルーティンにしてもらえたら嬉しいです。
カバー選びから見直したい方は、こちらの記事も参考にどうぞ。
台風は「来てから対策する」のではなく、「予報が出た時点」で準備することが大切です。
次の台風予報が出たら、ぜひ試してみてください。
特に「屋根なし駐輪場に停めている人」ほど、一度立ち止まって読み返してほしい内容です。
台風シーズン前に1つ備えるなら、まずはベルト付きのカバーからどうぞ。
以上、ありがとうございました!
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