今回は「スーパーカブのタイヤ交換」についてご紹介いたします!
- スーパーカブのタイヤ交換を考えている
- お店に頼むか自分でやるか迷っている
- 自分のカブに合うタイヤサイズが知りたい
- 工賃の相場やコスパの良いタイヤを知りたい
「カブのタイヤ交換、自分でやれば安く済むの?」「サイズの見方がわからない・・・」そんな方多いのではないでしょうか。
スーパーカブのタイヤ交換は、ショップ依頼で前後10,000〜16,000円、自分で交換すれば前後5,000〜9,000円が目安です。
僕はスーパーカブ90(HA02・キャブ車)のオーナーで、HA02購入後 前後合わせて6回以上タイヤ交換を自分でやってきました。
最初の数回はタイヤレバーでチューブを挟み込んで小さな穴を開けてしまい、パンクさせています。
リアルな注意点も含めて解説します。
結論|カブのタイヤ交換 ざっくり判断
スーパーカブのタイヤ交換は、自分でやるなら部品代だけで前後5,000〜9,000円。お店に頼むと工賃込みで前後10,000〜16,000円が相場です。
ポイントは次のとおりです。
- カブのタイヤサイズは型式で大きく違う(インチ系・メトリック系・14インチ系の3パターン)
- DIY難易度は星3つ(タイヤレバー操作とビード上げが壁)
- DIYで一番失敗しやすいのは「チューブを噛んでパンク」させてしまうケース
- 工賃を安くしたいなら「タイヤ持ち込み」または「ホイール脱着して持ち込み」がアリ
- スリップサインが露出する残り溝0.8mmが法定使用限度の目安。露出前の交換が安全
以下、まずはあなたのカブのサイズから確認していきます。
カブのタイヤサイズ早見表(モデル別)

スーパーカブのタイヤサイズはモデルによって異なります。
間違えると装着できないので、自分のカブの型式を必ず確認してください。
| モデル | 型式 | フロント | リア |
|---|---|---|---|
| スーパーカブ50(旧キャブ) | C50/AA01 | 2.25-17 | 2.25-17 |
| スーパーカブ50(FI) | AA04/AA09 | 60/100-17(年式により差異あり) | 60/100-17(年式により差異あり) |
| スーパーカブ70 | C70 | 2.25-17 | 2.25-17 |
| スーパーカブ90 | HA02 | 2.50-17 | 2.50-17 |
| スーパーカブ110(初代) | JA07 | 70/90-17 | 80/90-17 |
| スーパーカブ110(現行含む) | JA10/JA44/JA59 | 70/90-17 | 80/90-17 |
| スーパーカブ110プロ(全世代) | JA07プロ/JA10プロ/JA42/JA61 | 70/100-14 | 80/100-14 |
| スーパーカブC125 | JA48/JA58 | 70/90-17 | 80/90-17 |
ポイントとしては、カブ110「プロ」は14インチで標準モデルとは別物だということ。同じJA07でも「標準」と「プロ」でサイズが違うので、自車のフレーム型式を必ず確認してください。
JA07は「インチ表記(2.25など)」から「ミリ表記」へ本格的に移行したモデルなので、旧型カブから乗り換えた方は表記の違いに注意してください。
タイヤサイズの確認方法
サイズはこの2つで確認できます。
- タイヤサイドウォールの刻印(例: 2.50-17、70/90-17、60/100-17)
- 車体の取扱説明書・サービスマニュアルの諸元表
実物確認ならサイドウォール刻印が最強です。「2.50-17」のような数字が必ず刻まれています。
ホンダ公式サイトのモデルページにも諸元表があるので、ネットで型式を調べるのも早いです。
タイヤ交換時期の見分け方
交換サインは4つあります。
- スリップサインが露出した(バイクは残り溝0.8mmで露出。これが法定使用限度の目安)
- タイヤサイドにひび割れがある(ゴム劣化の合図)
- 偏摩耗している(中央だけ・片側だけ減っている)
- 製造から5年以上経過している(DOT表記の4桁数字で確認可能。例: 「3522」は2022年35週製造)
カブは細いタイヤなので減りやすいです。通勤で毎日使う方は前輪は2年・後輪は1〜2年で交換になることもあります。
チューブタイヤとチューブレスの違い
カブ50/70/90(HA02まで)はほぼ全車チューブタイヤです。
特にJA59・JA61(最新のキャストホイール車)はチューブレスタイヤが標準です。
従来のチューブタイヤをそのまま履くことはできない(チューブを入れる等の工夫が必要)ため、購入時にタイヤ側面の「TL(チューブレス)」「WT(チューブタイプ)」表記を必ず確認してください。
チューブタイヤは中にチューブが入っているので、タイヤ交換のたびにチューブも一緒に交換するのが基本です。
リムバンドも劣化していたらセットで交換しましょう。
タイヤ交換 工賃と費用の相場(2026年4月時点)

カブのタイヤ交換を「お店に頼む場合」と「自分でやる場合」で、費用感がどう変わるか整理します。
お店に頼む場合の工賃相場
工賃はお店によってかなり差があります。実際に問い合わせて比較したのが下の表です。
| 依頼先 | 工賃(前後) | 部品代込みの目安 |
|---|---|---|
| ホンダ正規ディーラー | 6,000〜9,000円 | 13,000〜20,000円 |
| 街のバイク屋 | 4,000〜6,000円 | 10,000〜15,000円 |
| 量販店(2りんかんなど) | 5,000〜7,000円 | 12,000〜17,000円 |
| 持ち込み(タイヤ持参) | 4,000〜6,000円 | タイヤ代+工賃 |
| 持ち込み(ホイール脱着済) | 1,500〜3,000円 | タイヤ代+数千円 |
地域・店舗で価格は上下します。都市部ほど高め、田舎は安めの傾向があります。
「ホイールを外して持ち込み」が工賃最安ルートですが、ベアリング・スピードメーターギア外しなどが必要なので、初心者にいきなりはやや厳しいです。慣れてきたらこの方法もアリですよ。
自分でやる場合の費用
DIYなら部品代だけで済みます。
工具は最初に揃える必要がありますが、一度買えば次回以降は部品代だけです。
- タイヤレバー6本セット(リムプロテクター付き):1,500〜3,000円
- 空気入れ(バイク用フットポンプ):2,000〜5,000円
- ムシ回し付きバルブレンチ:500〜1,500円
工具をすべて揃えても5,000〜10,000円ほど。2回目の交換でしっかり元が取れる計算になります。
作業時間の目安
タイヤ交換にかかる時間の目安はこちらです。
- DIY初心者: 2〜3時間(前後セットで)
- DIY慣れている人: 1時間前後
- 店舗依頼: 60〜90分(待ち時間別)
初めてのDIYは予想の倍かかると思って、半日空けておくのが安心です。
工賃が安く済むタイミング
タイヤ交換のついでにブレーキシュー・エアバルブ・リムバンドも交換しておくのがおすすめです。バラで頼むよりまとめて頼むほうが工賃が浮きます。
DIYが不安なら、まずはタイヤだけ通販で購入して、ホイールを外して持ち込み交換するのが失敗しない最安ルートです。
自分でタイヤ交換するときの手順とコツ

ここからは「自分でやってみたい」という方向けに、作業の流れと失敗しないコツを解説します。
DIY難易度: ★★★☆☆(中級)
カブ整備の中では中級レベルです。
- 必要時間: 1本あたり30〜60分(慣れれば30分以内)
- 詰まりポイント: ビード落とし、タイヤレバー操作、ビード上げ
- 必要スキル: 工具の使い方を理解していて、力加減を調整できる
オイル交換ができる方なら、半日チャレンジしてみる価値があります。逆にオイル交換すらやったことがない方は、まずそこから始めるのがおすすめです。
必要な工具
これだけ揃えれば作業できます。
- タイヤレバー(3本以上推奨)
- リムプロテクター(4本以上)
- ムシ回し付きバルブレンチ
- 空気入れ
- 軍手・ウエス
- 中性洗剤を薄めた水(タイヤ嵌め込みの潤滑用)
大まかな作業の流れ
ざっくりとした手順は以下のとおりです。
- ホイールを車体から外す
- バルブコア(通称「ムシ」)を抜いて空気を抜く
- ビードを落としてタイヤを片側ずつ外す
- 古いチューブとリムバンドを取り出す
- 新しいリムバンドとチューブをセットする
- 新しいタイヤを片側ずつ嵌めていく
- 空気を入れてビードを上げる
- ホイールを車体に戻して完了
専門用語の補足
初心者が詰まりやすいポイントを補足します。
- ビードを落とす: タイヤの縁がリムに密着している部分を外す作業。初心者が最も苦戦するポイント
- バルブコア(ムシ): バルブの内部にある弁。これを外さないと空気がスムーズに抜けない・入らない
- ビードを上げる: 空気圧でタイヤの縁をリムにパチンと密着させる工程。中性洗剤水を塗ると上がりやすい
よくある失敗ポイント(実体験)
僕が最初に失敗したのは、タイヤレバーでチューブを挟み込んで小さな穴を開けてしまったことです。

せっかく組み付けたのに空気が入らず、もう一度バラすハメに。それ以来、レバーを差し込む時はチューブを奥へ押し込んでから挿す癖をつけています。
他にもこんな失敗をやらかしてきました。
- リムバンドを入れ忘れてスポーク穴でチューブを傷つけた(再作業1時間)
- ビードクリーム(中性洗剤水でも代用可)未使用でタイヤが嵌まらず1時間格闘
- ムシ(バルブコア)を抜き忘れて空気が入らなかった
特に冬場はタイヤが硬くなりやすいので、レバーを無理に入れるとチューブを傷つけがちです。室内で温めてから作業するか、暖かい日を狙うのがおすすめです。
【異常時】 空気を入れてもビードが上がらない → 中性洗剤を薄めたものをビードに塗ると上がりやすくなります。
写真付きで全工程を解説した記事もありますので、これから作業する方はあわせてご覧ください。
ホイールの脱着部分だけ知りたい方はこちら。
カブにおすすめのタイヤと選び方

カブ用のタイヤは選択肢が限られていますが、定番の銘柄をおさえておけば失敗しません。
コスパ重視ならダンロップ D107
カブ純正採用の定番タイヤです。前後セットで6,000〜10,000円前後で買える上、減りも遅いので通勤・買い物用には十分すぎる性能。
「カブ90/ベンリィ90」用と「カブ50/70」用でサイズが分かれているので、自分のモデルに合わせて選んでください。
グリップ重視ならIRC NR系
雨の日も走るならIRCのほうが安心感があります。価格はD107よりやや高めですが、ウェット性能が一段上です。
通勤距離が長い方や、雨の日も乗る方はこちらを選んでおくと後悔しません。
チューブとリムバンドも忘れずに交換
タイヤ交換のたびにチューブも交換するのが基本です。古いチューブを使い回すと、すぐにパンクするリスクがあります。
DIY必須の工具
DIYに挑戦するなら最低限これは揃えてください。
タイヤレバーは安価な2本セットだとかなり苦戦します。最低3本あると作業しやすいので、リムプロテクター付きの6点セットが結局コスパ良好です。
KTCのバルブレンチはムシ外しが圧倒的にラクで、DIYするならほぼ必須です。100円ショップの安物だと回しにくく、1個壊して買い直した経験があります。
カブのメンテナンス全般を知りたい方はこちら。
よくある質問
タイヤ交換のサインは?
スリップサインの露出(残り溝0.8mmで露出)が法定使用限度の目安です。スリップサインが見える前の交換が安全です。ひび割れ・偏摩耗・5年以上経過したタイヤも要交換です。
カブは細いタイヤなので減りやすく、通勤で毎日使う方は1〜2年で交換になることもあります。
前後どちらから交換するべき?
リア(後輪)から先に減る場合がほとんどです。リアが先に限界を迎えたらリアだけ交換しても問題ありません。
ただし前後同時に交換するほうが「リフレッシュ感」が大きく、グリップ感のバランスも揃います。予算と相談してください。
お店に頼んだら何分くらいで終わる?
前後タイヤ交換で60〜90分が目安です。事前予約しておくとスムーズです。
混雑時期(GW前・連休前)は数日〜1週間待ちになることもあるので、早めに動きましょう。
自分でやるのとお店で頼むのはどっちがいい?
「工具を揃える初期投資ができる」「作業スペースが確保できる」「失敗してもいい余裕がある」、この3つがそろうならDIYがおすすめです。
そうでなければお店に頼むほうが結果的に安く・早く・安全に終わります。
タイヤだけ通販で買ってお店で取り付けてもらえる?
可能です。「持ち込み交換」と呼ばれるサービスで、ほとんどのバイク屋が対応しています。タイヤ持ち込みなら工賃4,000〜6,000円が目安です。
通販でタイヤを安く買って、近所のバイク屋に取り付けてもらうのが失敗しない最安ルートです。
スリップサインが出たら、まだ乗っても大丈夫?
スリップサインが露出した時点が法定使用限度の目安です。雨天時のグリップが大きく落ちるので、できればその前に交換するのが安全です。
まとめ(カブのタイヤ交換チェックリスト)

最後までご覧いただきありがとうございました!
スーパーカブのタイヤ交換は、自分でやるなら部品代5,000〜9,000円、お店に頼むなら工賃込みで10,000〜16,000円が相場でした。
| 判断項目 | おすすめ |
|---|---|
| 安く済ませたい | DIY(前後5,000〜9,000円)or 持ち込み交換 |
| 早く確実に終わらせたい | バイク屋に依頼 |
| 工賃だけ抑えたい | タイヤ通販+持ち込み |
| 工具を持っていない・初めて | お店一択 |
タイヤ交換はカブ整備の中でも「中級」の位置付け。挑戦してみるとカブへの愛着がさらに増しますよ。
特に「自分のカブのことは自分で面倒みたい」という方は、ぜひ一度トライしてみてほしいです。失敗も含めて、いい経験になります。逆に「とにかく早く終わらせたい」方は、タイヤだけ通販で買ってバイク屋に持ち込むのが最安ルートです。
以上、ありがとうございました!
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