今回は「クーラント液の処分方法」についてご紹介いたします!
この「クーラント液」、皆さんはどのように処分していますか?
もし「流し台に捨てても大丈夫だろう」と考えているなら、それは大きな間違いです!
廃クーラント液の不適切な処分は、環境汚染につながるだけでなく、法的に罰せられる可能性があります。
今回は、クーラント液とは何か、なぜ流し台に捨ててはいけないのか、そして正しい処分方法について解説します。
それでは、どうぞ!
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クーラント液とは
クーラントは、エンジン冷却などに用いられる冷却剤のことです。
主成分は「エチレングリコール」や「プロピレングリコール」といった化合物で、これに防錆剤や消泡剤などが添加されています。色が付いていることが多いのは、漏れを発見しやすくするためや、不凍液として機能するために水と区別するためです。
クーラント液を流し台に捨てると違法!
「液体だから大丈夫だろう」と安易に考えて、廃クーラント液を自宅の流し台や側溝、下水に捨ててしまうのは絶対にNGです。
なぜなら、クーラント液の主成分であるエチレングリコールやプロピレングリコールは、環境中に排出されると、以下のような悪影響を及ぼす可能性があるからです。
- 河川や土壌の汚染: 生分解されにくいため、水質や土壌を汚染し、生態系に悪影響を与えます。
- 人体への有害性: エチレングリコールは甘みがあるため、誤って動物や子供が口にしてしまうと、中毒症状を引き起こす危険性があります。
- 下水処理設備への影響: 下水処理施設では、このような特殊な化学物質を適切に処理できない場合があり、処理能力を低下させたり、環境基準を超える有害物質が排出されたりする原因となります。
環境保護のためにも、廃クーラント液の処分は適切に行う必要があるわけですね!
クーラント液の処分方法!
廃クーラント液は、適切に処理する必要があります。主な処分方法は以下の通りです。
- 給水ポリマーで固めて処分
- 廃オイル箱で処分する
- その他処分方法(ガソリンスタンド・整備工場など)
基本的には、何かに給水させて、燃えるゴミとして処分をするのが一般的です。
1. 給水ポリマーに吸わせて処分
少量の場合に便利なのが、「給水ポリマー」や「凝固剤」を利用する方法です。
給水ポリマーで液体にこの粉を混ぜるだけでゼリー状に固めてくれます。
5分ほど混ぜるだけでゼリー状に固まってくれるので、時間もかからず便利です!
凝固後は燃えるゴミとして処分することが出来るので、非常に楽な処分方法です。

2. 廃オイル箱で処分する
オイル交換の際に使用する「廃オイル箱」は、クーラント液の処分にも活用できます。
クーラントは数年に一回程度の交換頻度のため、オイル交換と一緒に行ってしまうのが一番効率が良いです。
その場合は普段より大容量サイズを買うようにすればいいだけなので、非常に楽にクーラントの処分が可能となります!

3.その他の処分方法
その他処分方法としては以下の通りとなります!
- ガソリンスタンド・カー用品店・バイク用品店に相談:店舗によっては、廃クーラント液の引き取りサービスを行っている場合があります。持ち込みが可能か、料金はかかるかなどを事前に問い合わせてみましょう。
- 整備工場・バイクショップに依頼::クーラント交換をショップにまかせることで、処分まで行ってもらえます!
基本的には自分でメンテナンスを行う場合は、自分で処理するのが基本です。
まれにガソリンスタンドなどで引き取ってもらえる場合もあるので、一度相談をしてみるのもいいかもしれません!
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
クーラント液の処分方法についてでした!
- 給水ポリマーで固めて処分
- 廃オイル箱で処分する
- その他処分方法(ガソリンスタンド・整備工場など)
流し台に捨てても大丈夫そうな感じがしますが、絶対にNGなので環境のためにちゃんとした方法で処分を行いましょう!
以上、ありがとうございました!


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