【グロム】エンジンの搭載方法とOH(オーバーホール)後のエンジン始動までの手順

今回は「グロムのOHしたエンジンを載せるのと、エンジン始動までの手順」についてご紹介いたします!

前回オーバーホールのためにエンジンを降ろす記事を投稿しましたが、今回はエンジンを載せて、エンジン始動までやってみようと思います!

私たちのグロムコミュニティのメカニックよりエンジン始動時の注意点なども共有していただきましたので、そちらも合わせてご紹介いたします!

 

それではどうぞ!

グロムのエンジンの搭載方法!        

エンジンの搭載手順
  1. 外装を外す
  2. エンジンを搭載する
  3. センサー類を接続する
  4. スプロケとチェーンとシフトを繋ぐ
  5. マフラーやパーツ類を取り付ける
  6. エンジンオイルを入れる
  7. ECUのリセット
  8. エンジン始動
  9. オイル漏れ、異音等が無いか確認する
  10. 慣らし走行

作業時間:6時間

カスタムパーツの取り付け、チェーン調整などなどで、降ろす際より時間が掛かりました。

またドレンボルトを折ってしまって、散々な目に遭いました・・・

油温センサー用にねじ穴があったおかげで命拾いしました・・・

1.外装を外す

まずは左右の外装を外します!

2.エンジンを搭載する

エンジンを搭載する作業が一番の難所です!

この作業だけ2人ですることをお勧めします!

微調整しながらジャッキアップを行い、エンジンマウントに固定します!

エンジンマウントは3カ所になります!

配線類を巻き込まないように注意だけしておきましょう!

エンジンマウントを付けるヘルプが1人いると、めちゃ早く搭載できます!

無事エンジンを車体へ搭載することができました!

作業自体は10分ほどで完了しましたが、エンジンのヘッド側だけ段ボールを挟んだりして持ち上げておけばよかったと思いました。

ヘッド側を上げるだけでも、エンジンマウントへの取り付けがかなり楽になると思います!

3.センサー類を取り付ける!

スプロケットの上の部分にある、ニュートラルセンサーなどをエンジンに取り付けます!

こちらの作業は「エンジンマウントを取り付けた後」に行いましょう!

エンジン落としたら配線ごと引きちぎれます。

ヘッド部分とエアインテークも接続します!

4.スプロケとチェーンとシフトを繋ぐ

エンジンにフロントスプロケットを取り付けて、チェーンを繋ぎます!

スプロケットカバーを取り付けます。

この時にチェーン調整も行っておくとベストです!

最後にシフトロッドの部分をエンジンん側に取り付けます!

これで車体左側の駆動系、ギア回りの作業は完了です!

5.マフラーやパーツ類を取り付ける!

マフラーやカスタムパーツ類も取り付けを行います!

今回このカスタムパーツの取り付け作業が一番時間掛かりました・・・

6.エンジンオイルを入れる!

エンジンオイルを入れていきます!

バイク用のオイルなら何でもいいと思いますが、今回はホンダ純正のG4オイルにしました!

注意点
エンジンOH後のオイル量は、初回だけ1.1リットルとなります。2回目以降は通常通り0.9リットルです。

自作のジョウロ意外と使いやすい!

もし1.1リットルだと2本買わないといけないので、4リットル缶を買った方がコスパはいいと思います。

7.ECUのリセット

エンジン始動前にECUのリセットを行います!

リセット方法は以下記事にて解説をしています!

8.エンジン始動

エンジン始動の際は以下の手順で行ってください!

エンジン始動までの手順!
  1. プラグを外す
  2. プラグを外した状態でセルを回してクランキングする(5秒間セルを回して一旦止める。これを5回)
  3. プラグを取り付けてエンジン始動させ油温が80度以上になるまでアイドリングさせる(アクセルは触らない)
  4. 油温が80度になったらアクセルを軽くスナップさせて、異音の有無を確認!
    ※この段階でエンジン異音があれば、すぐにエンジンを停止させる。
    ※状況によってはカムチェーンテンショナーの油圧が上がるまでの間、カムチェーン音がすることがありますが異常ではありません。
  5. クラッチ操作、ミッションの入り、オイル漏れなどを確認して異常がなければ搭載完了です。

この時期寒いので油温が80度になるまで30分ぐらい掛かりました・・・

9.オイル漏れ、異音が無いか確認をする

オイル漏れは「ドレンボルト」「タペットカバー」「クラッチカバー」などエンジン全体を見て、滲みなどが無いか確認を行いましょう。

エンジンの異音についてはアイドリング時でも確認していると思いますが、念のため最終チェックを行いましょう。

10.慣らし走行

慣らし走行は「シリンダー」「ピストン/ ピストンリング」が新品の場合は確実に行ってください!(回転数を抑えた走行で2時間ほど)

注意点
慣らし走行の際は急激な回転数上昇を行わないようにしましょう。(急加速・強いエンブレ等はNGです!)

急激にエンジン回転数が上昇するとシリンダー内部の傷つきの原因となります。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました!

久々にバイクを触ったので思った以上に苦戦しましたが、とりあえずエンジン始動まで確認できたので良かったです!

ただ実は「クラッチワイヤーのホルダー」が無いため、まだ慣らし走行ができていません。(購入済み!)

あとセルモーターが回らない時が多発していて、セルモーターの寿命疑惑があります。

後日談ですが、無事エンジンが掛かるようになりました!

やはりクラッチを切った状態じゃないとセルが回らないようです。

エンジン始動ができたので配線系は問題ないと思いますが、ちょっとパーツ不足で断定ができてない状態ですね。

パーツが届けば押し掛けができるので、いったんそれでエンジンが始動できるかチェックして原因解明予定です!

 

分かり次第ご報告いたします!

 

以上、ありがとうございました!

 

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