今回は立ちゴケ対策についての紹介です!
- エンジンスライダーの役割
- メリット・デメリット
- 取付方法
- 倒して検証
立ちゴケ対策として根強い人気がある「エンジンスライダー」で実際に守れるのか検証します!
エンジンスライダーは本来、立ちゴケ対策パーツではありません。
今回は本来の役割も踏まえて紹介をしたいと思います!
エンジンスライダーの役割

エンジンスライダーの役割は以下の通りです。
- 転倒時にスライダーが衝撃吸収を行いダメージを軽減を行う
サーキット転倒時に自走不可になるのを抑止するためのパーツです。
エンジンスライダーが無いとエンジンが削れてオイル漏れを起こす可能性があります。そんな事態を減らすための対策パーツとして「エンジンスライダー」が存在するわけです。
またエンジンスライダーは車体のかなり外側に付いています。
そのため立ちゴケ時にスライダーが先に当たり車体への被害を軽減してくれることから「立ちゴケ」対策パーツとして定着しました。
ただメリット・デメリットもありますので、詳しく紹介をしたいと思います。
エンジンスライダーとフレームスライダーの違い
この2つは呼び分けられることもあれば、同じものを指していることもあります。
- エンジンスライダー:エンジン(クランクケース)の脇に付く
- フレームスライダー:フレームに直接付く
ただしメーカーによって商品名の付け方が違い、区別はかなり曖昧です。ヤマハは同じパーツを国内で「サイドスライダー」、豪州向けで「Frame Sliders」として売っています。
今回グロムに付けたのはクラッチカバーのボルトを使うタイプなので、区分としてはエンジンスライダー側になります。
取付方法

- ステーにスライダーを取付け
- 右側:車体に取付け
- 左側:車体に取付け
作業時間:10分
作業自体は非常に簡単でした。
詳しく取付方法をご紹介いたします。
1.ステーにスライダーを取付け
ステーにスライダーを取付け、裏から固定します。

ちなみにスライダー部分は簡単に脱着が可能です。
転倒して残量が減ればスライダーの部分だけ買い替えれいいのでコスパ良いですね!

左右で同様にスライダーを付ければあとは車体に取付けるだけです。
2.右側:車体に取付け
まずはマフラーが付いている側(右側)から取り付けます。
ステーは以下の通りに取付けます。

まずはクラッチカバーのボルトを2か所外します。

付属のカラーを以下の場所に使います!

後はステーをボルトで固定したら右側の作業は完了です!

3.左側:車体に取付け
次は反対側を取付けます!
まずは以下2か所のボルトを外します。

ステーは以下の場所に取付けます。

こちら上側だけカラーを挟みます。(下側はカラー無し)

前側にもカラーを挟みます。

これでボルトを締めれば作業は完了となります!

取付が終わったので実際に車体を倒して試してみたいと思います。
倒して検証
立ちゴケ対策になるのか?実際に検証をしてみたいと思います!
■ 車体:右側
マフラーに傷は絶対につけたくないので、ブロックを挟んで倒してみましたがブロック無しだと地面と100%設置しますねこれ。
JC61ならもしかしたら大丈夫かもしれませんが、サイド出しではアウトです。
正面からのはみ出具合を確認するとステップと同じ位置でした。

■ 車体:左側
左側に関してはステップ以外は地面に干渉無しでした。
私は可倒式ステップを入れているので問題ありませんが、純正ステップの場合はステップが軸になる可能性があります。
まとめは以下のおとりです。
- レバーは保護出来る
- マフラーは保護できない
- 外装保護は可能
立ちゴケ対策としては一応効果あり。
ただグロムは軽いので立ちゴケする人はいないと思うので不必要な気がします。
| 部位 | 守れたか | 倒して分かったこと |
|---|---|---|
| レバー | 守れた | スライダーが先に当たり接地しない |
| 外装 | 守れた | 車体の外側で受けるのでカウルが浮く |
| マフラー(右) | 守れない | サイド出しは100%接地する |
| ステップ(左) | 条件つき | 可倒式なら問題なし。純正は軸になる可能性 |
「意味ない」と言われる理由とデメリット
検索すると「エンジンスライダーは意味ない」という声が必ず出てきます。実際に倒してみた立場から言うと、半分は当たっています。
理由は守れる範囲が限られるからです。上の表のとおり、マフラーがサイド出しの車体では 右側は結局地面に当たります。
メーカー側もそこは認めています。アクティブの開発ページでは、転倒時に衝撃をいなし切れなかった場合はエンジンやフレームにダメージが残ることがある、と明記しています。
設計上も「ダメージを緩和したいが滑りすぎては危ない」という相反する要求を抱えていて、どちらにも振り切れないパーツです。
- 守れる範囲が部位によって偏る
- いなし切れないとエンジンやフレームに入力が残る
- 削り切るとマウントボルトを痛める
- 車体の外側に出るので見た目が変わる
必要な人・要らない人
効果がゼロではないので、要るか要らないかは乗り方で決まります。
逆に、軽い車体で街乗りだけなら優先度は下がります。グロムは車重が軽く、そもそも立ちゴケしにくい車体です。
僕自身、グロムには必須とは思っていません。それでも付けているのは、サーキットで転んだときに自走して帰れる確率を上げたいからです。
よくある質問(FAQ)
Q. エンジンスライダーに効果はある?
効果はゼロではありませんが、守れる範囲が偏ります。実際に倒してみると、マフラーがサイド出しの車体では右側は結局地面に当たりました。
メーカー側も衝撃をいなし切れなければエンジンやフレームにダメージが残ると明記しています。
Q. 立ちごけ対策として必要?
エンジンスライダーは本来、立ちごけ対策のパーツではありません。サーキットで転倒したときに自走不可になるのを抑えるためのパーツです。
グロムは車重が軽くて立ちごけしにくい車体なので、街乗りだけなら優先度は下がります。僕自身グロムには必須とは思っていません。
Q. GROM(グロム)以外の車種でも同じ?
車重が重い車体ほど価値が上がります。サーキットを走る場合や車重のある車体なら付ける価値がありますが、軽い車体で街乗りだけなら優先度は下がります。
探すときは商品名ではなくどこのボルトを使って留めるかで見るほうが確実です。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
今回はエンジンスライダーのご紹介でしたが、グロムには不必要な感じがします。
ただ立ちゴケ対策にはなりますので、入れておく分にはいいかもしれません。
以上、ありがとうございました!
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